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image0438.png公開年:2006年
公開国:韓国
時 間:94分
監 督:ポン・ジュノ
出 演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソン、イ・ジェウン、イ・ドンホ、ユン・ジェムン、キム・レハ、パク・ノシク、イム・ピルソン 他
コピー:お父さん、助けて!



ソウルを流れる河・漢江の河川敷で売店を営むパク一家は、父親ヒボンと3人兄妹、そして長男カンドゥの娘ヒョンソの5人家族。ある日、いつものように人々が河川敷で商売をしていると、突然、謎の巨大生物が出現。逃げ惑う人々を襲撃し、ヒョンソも喰われてしまう。政府は怪物が、人を死に至らしめるウイルスを宿主であると発表し、怪物と接触のあったパク一家も強制的に隔離されてしまう。ヒョンソを亡くした悲しみに暮れるパク一家だったが、カンドゥの携帯に死んだはずのヒョンソから助けを求める電話が入る。いくら警察や医者に説明してもヒョンソの生存を信じてもらえないため、一家4人はヒョンソ救出のため病院を脱走するのだったが…というストーリー。

昨日の『モンスターズ/地球外生命体』を踏まえて、モンスター繋がりで。過去に鑑賞したことアリ。

公開当時、お台場で主要キャストが集まって生放送でプロモーションをしていたのを思い出す。めざましテレビだったか。今考えると、当時からフジテレビの韓国押しの傾向はあったのかな。その時のキャスト陣の挑発的なドヤ顔が不快に映ったのを覚えている(緊張していただけかもしれんけど)。

劇場には行かなかったのだが、レンタル開始時にはすぐ借りて観た。その時はなかなかよくできているなと思ったが、あの時は「韓国もやるもんだな」という物珍しさ7割だったなと思う。今改めてみると、なんかピンとこないんだ。

冒頭の薬品瓶についたほこりがどうのこうのって、演出上必要か?おもしろいか?から始まり、その後もシュールの笑いのつもりなのかもしれないが、おとぼけらしいものを差し込んでくるのがうざったくてしょうがない。一ミリも面白くないことを「ほらおもしろいだろ」とドヤ顔でやられることくらい、イライラすることはない。笑いのセンスが合わないことくらい不快なことはないからね。
#まあ、私、三谷幸喜の笑いもダメなんで、世の中には本作の小ネタを面白く感じる人はいるんでしょ。
でも、韓国映画に見られる笑いって、微笑ましさのかけらも無くて、全部こういうノリなんだよなあ。多分、あの国の人たちの私、決定的に価値観が合わないんだと思う。

本作は、怪物がどうのこうのよりも、ダメ兄弟が娘(姪)を救うことで成長するお話。そのプロット自体は高く評価したい。ただ、最後の最後で、なぜかぽっと出の登場人物に、ガソリンをかけるという重要な作業を手伝わせてしまうというのはダメ。そこは3人で処理しなきゃ。
#本当に、ペ・ドゥナ一人、光ってるわ。

(以下、ネタバレ)
そして一番の疑問。結局、娘(姪)を救わないということに、どういう演出上の意味があるのか?という点。娘の代わりに救うことができた男の子を育てるというオチになるわけだが、それがカンドゥの成長を表現しているということか?いや、娘も男の子も救って両方育てたって、それは同じこと。なぜ、わざわざ悲劇にしなくてはいけないのか。
いや、別にハッピーエンドにしなければいけない道理はなのだけど、あまりにも韓国映画にカタルシスがなさすぎるのにちょっとうんざりしているのだ。小さな破滅と崩壊、その先に希望があるのか無いのか…というオチの作品が多すぎる。満足したり幸せを感じることができない国民性なのか。あまりにも奇妙(そう思わない?)。悲劇とか耽美とかがかっこいいとかインテリジェンスが溢れるとでも思っているのかな。

まあ、色々書いたけど、決して駄作ではない。凡作以上良作未満。お薦めはしない。だってスッキリするわけじゃないし、感動するわけでもないし、考えさせられるわけでもないし、それって余暇を過ごす道具として観る意味あるの?ってことになるじゃん。

#スプーンで米を喰って、おかずを箸でつまむ…、別に他国の様式をどうのこうのいうつもりはないけど、やっぱりわけわかんねーな。



負けるな日本

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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