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 image0764.png 公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:114分
監 督:ロブ・コーエン
出 演: シルヴェスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、スタン・ショウ、ヴィゴー・モーテンセン、クレア・ブルーム 他
ノミネート:【1996年/第69回アカデミー賞】音響効果編集賞(リチャード・L・アンダーソン、デヴィッド・A・ウィッテカー)
【1996年/第17回ラジー賞】ワースト主演男優賞(シルヴェスター・スタローン)、ワースト音楽賞(「Whenever There is Love(Love Theme from Daylight)」)
コピー:偶然がニューヨークに仕掛けた恐るべき大事故!

ニューヨークのマンハッタン島とニュージャージを結ぶ改定トンネル。夕方のラッシュアワー時に、逃走中の暴走車が有毒廃棄物を運搬中のトラックに衝突し大爆発をおこす。爆発により出入り口は崩落し、炎と有毒ガスが閉じ込められた人々を襲う。EMS(緊急医療班)は、生存者の救出に向かうが、内部に進入することができず、内部の酸素が残り3時間ほどしかもたないという状況の中、救出を諦めようとしていた。偶然、現場に居合わせた元EMSチーフのラトゥーラは、交通局司令室のバセットとかつての同僚で現在EMS副隊長のフランクに対して、自分がトンネル内に侵入し救出作戦を展開することを進言する。ラトゥーラは、以前、任務中に自分の判断ミスで部下を含む3人の人間を死なせてしまったこを、未だに悔やんでおり…というストーリー。

『タワーリング・インフェルノ』や『ポセイドン・アドベンチャー』の同種だが、この手の作品はどうしても似てしまう。スタローンの凋落ぶりの象徴的作品と言えなくもないが、こういう大味で短絡的な内容には、スタローンによるわかりやすいキャラクターはマッチしていると思う。

この作品で面白いのは、閉じ込められた一般人が、誰一人、まともに救いたいと思うような人間ではないこと。そして、あからさまな死亡フラグ立てて、フラグが立ったら最後、だらだらと引っ張ったりはせずに履行することが、なかなか面白い。
言うことを聞かない有名人とか、もっともらしいことをいって邪魔ばかりする奴とか。恋人のアクセサリーを持ったまま事故に巻き込まれちゃう職員なんて、戦争映画で「この戦争が終わったら結婚するんだ…」ばりのフラグ。気持ちのいいくらい(というのは語弊があるが)綺麗にお亡くなりになるのが、不謹慎ながらもイライラすることなく快適だったりする。

逆に言えば、各者ともぜんぜんキャラクターに深みが無くて、まともな人間ドラマを展開することができないので、イヤな人間を演じてもらって自業自得でお亡くなりになってもらい、観客はすっきりするという、なかなかユニークな手法だともいえる。
ただ、あまりにラトゥーラが無双すぎて、もしや死ぬのでは?という感じは一切なく(笑)、パニックムービーなのにハラハラ感があまりないという、本末転倒な内容ではある。

一応ヒロイン扱いの作家志望の女性だが、微塵も魅力がなく、ラトゥーラとくっつくところがまったく面白くもなけりゃ、いい感じでもない。ラトゥーラ自身のバックボーンも、かつてEMSにいたという以外に語られていないので(独身なのかどうかも不明)、くっつくこと自体がいいことなのかどうかもわからない。
さらに、黒人の商品は非業の死を遂げ、その恋人が泣き崩れているのに、何を言っているのかと。アドレナリンが出すぎちゃって、他人のことなんぞかまっていられるかよ!ということなら、なかなかシュール。

何気に、深夜に放送していたら、だらだらと観ちゃうレベル。

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