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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:サミュエル・ベイヤー
出 演:ジャッキー・アール・ヘイリー、カイル・ガルナー、ルーニー・マーラ、ケイティ・キャシディ、トーマス・デッカー、ケラン・ラッツ、クランシー・ブラウン、コニー・ブリットン、リア・モーテンセン、クリスチャン・ストールティ 他
コピー: ようこそ、新たなる“悪夢”へ
高校生のナンシーは、ナイフのような爪を付け、セーターを着た不気味な男に襲われる夢を見る。友人達も同じ夢に悩まされていたが、ある日、悪夢は現実となり、友人の一人であるティナが無惨な死を遂げる。眠らないようにするしか生き延びる方法はないと悟った彼らは、睡魔と戦いながら、夢に出てくる男の正体を探ろうとする。やがて、フレディ・クルーガーという男と、彼らの親たちが深く関わっていた過去が浮かび上がり…というストーリー。
大昔、高校の学校祭で何故か『エルム街の悪夢(オリジナル)』を上映していて、誰も観ていなくてスッカスカだったことを思い出した。別に観たけりゃビデオで観りゃあいいわけで、いまだになんであれを上映していたのか意味不明。
閑話休題。
一作目の恐ろしさを忠実に再現しようというアプローチは理解できる。その点は失敗はしていないと思う。しかし、このイマイチ感は何か。その理由を3点挙げてみよう。
①数々の過激な映画を観て慣れてしまったせいか、この程度の演出ではピンとこなくなってしまった。
②CGがいかにもCGで興醒めしてしまう箇所がある。こんな感じになるならローテクで表現したほうがマシ。
③フレディの性格というか位置付けが変わってしまった気がする。
そう、やはり一番大きいのは③だと思う。
夢の中の住人であるフレディ。そのルーツが実在の人間とはいえ、実体があるのか霊体なのか、はたまた殺すことができる存在なのか否か。彼は負のファンタージーの住人であり、ホラー界随一の稀有なキャラクターである。
その存在は、人間が持っている罪悪感の投影ともいえ、特に街の人たちが共有している巨大な罪悪感が生んだ負の妖精とも言える。その、集団ノイローゼが生んだ妄想みたいな要素が、とても良いと私は思うのだが、リメイクした本作では、変質的な犯罪者の逆恨みが怨霊と化しただけに見える。オリジナルのエルム街の悪夢の続編で徐々に明らかにされていったフレディの生い立ちが、製作陣の頭に強くあったのだろうか、その影響が強く表れてしまっていて、それがマイナス効果に。
また、親子が友達みたいな関係になることが多い時代のせいなのか、オリジナルにあった親世代と子世代の間にある溝みたいなものも失われた。これも不安感を煽る重要な役割をしていたんだけどね。
ありきたりな感想になってしまうが、映像が綺麗になった分だけ味が失われたという印象。わざわざ観る必要はない作品。お薦めはしない。
#フレディを演じる役者も変わったけれど、それ以上に特殊メイクのフレディの顔が、味の無いものになってしまったのも残念。よりリアルに火傷した感じを表現したのかもしれないけど、なにか変。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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