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image2048.png公開年:1987年
公開国:香港
時 間:93分
監 督:チン・シウトン
出 演:レスリー・チャン、ジョイ・ウォン、ウー・マ、ラム・ウェイ、ラウ・シウミン 他
受 賞:【1988年/第16回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】審査員特別賞、心臓に一撃賞
コピー:人は最後に何を願うのか




借金を集金するために旅をしている書生の青年寧采臣は、借金の帳簿を濡らして読めなくしてしまい、集金が出来なくなってしまう。無一文の彼は、ただで泊まれると聞き、蘭若寺へと向かう。しかし、そこで二人の道士、夏候兄と燕赤霞の戦いに巻き込まれてしまう。その戦いの最中、美しい娘が現れて夏候兄を誘惑。夏候兄はその娘に精気を奪われて屍となってしまう。一方、寧采臣はその難を逃れ、琴の音が漏れる一軒家を訪ねる。そこには小倩という妖艶な美女がおり、すぐに恋に落ちてしまう。しかし、その小倩こそ夏候兄の精気を吸った妖女であると見抜いた燕赤霞は、寧采臣に忠告するが、寧采臣は聞き入れない。実は小倩も、若い男の精気を吸うために吸血鬼に操られており、魔王の花嫁にされようとしていた…というストーリー。

『金瓶梅』のような艶っぽい話になりそうなものだが、エロ要素はほぼ無し。むしろ綺麗な純愛物で、童話的な雰囲気すら醸し、且つゾンビ物とうまく融合している。ホラーというよりもファンタジー。もちろん香港映画お得意のワイヤーアクション満載。SFXも80年代ということを考えれば、優秀だと思う。

リマスター版のDVDだったのだが、それでもフィルムが古くて画質は荒い。でも、見得を切ったような印象的なカットがたくさんで、美しく感じる。製作のツイ・ハークの力か。

賞金稼ぎが街中にたくさんいたり、町人たちの行動がコミカルだったり、燕赤霞をお尋ね者と間違えるが、実は元優秀な役人だったとか、コメディ要素がたくさん散りばめられているのだが、そっちのほうはイマイチ。まあ、時代や国境を越える万能な笑いなんてものは存在しないので、そこは大目に見たい。

残念ながら、ストーリーに緩急がないので、終盤ちょっと飽きるのが玉に瑕か。そして、画やノリをしっかり愉しむためには、字幕を読ませるのは難点。是非、吹き替え音声ありのDVDを作るべき。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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