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公開国:アメリカ
時 間:94分
監 督:アーロン・ハーヴィー
出 演:フォレスト・ウィッテカー、ブルース・ウィリス、マリン・アッカーマン、ニッキー・リード、デボラ・アン・ウォール、シェー・ウィガム、ジル・ストークスベリー、ブラッド・ドゥーリフ 他
コピー:全員、クセ者。
すべてはこの一撃から始まる。
テスは、仲間のドーンとカラの姉妹をと一緒に仕事に向かう。彼女たちは、麻薬の売人と強盗を生業にしており、ボスのメルの指示で、とある郊外のダイナーに向かうよう指示を受けている。そこで、メルのシマを荒らしている奴らが取引をしているので、ヤクを奪えという。3人は、前回の仕事で失敗しており、この仕事が最後のチャンス、絶対に失敗は許されない。道中、エルモアと名乗る黒人の警官に車を止められ、目的地まで着いて行ってやろうなどとおせっかいをやかれたり、いざ目的のダイナーについても、聞いていた話とは様子が違ったり、何か妙な感じ。しかし、仕事は中断できない。話し合いの末、店主とおぼしきウェイトレスが事情を知っているに違いないと踏んで、店内に銃を構える。しかし、ウェイトレスはライフルを取り出しで、反撃をしてきて…というストーリー。
フォレスト・ウィッテカー、ブルース・ウィリスと、豪華なキャスト。でも、この二人だからといって、大作になるとは限らない。フォレスト・ウィッテカーは、『ラストキング・オブ・スコットランド』以降、わざとか?ってくらいチョイ役やTVドラマばっかりに出ているし、ブルース・ウィリスも『処刑教室』や『コップ・アウト』など微妙な役柄が多い。そして、本作もその線。
それが悪いというわけではなく、肩の力が抜けた、一種の“悪ノリ”をやってくれれば何の問題もない。
一時期、多用された時間軸を行ったり来たりさせる『パルプ・フィクション』的な手法。さすがに食傷ぎみで、最近鳴りを潜めていたが、久々に見た。
若い女の三人組がダイナーで会話をしていて、突然強盗に転じるという、それこそ『パルプ・フィクション』のパクりじゃね?ってシーンを、何度も何度も繰り返すということをやっている。それが意図的に行われているのは明らかで、微妙に数分ずつ進めることで、一体何がおこっているの?という謎解きと、緊張感を同時に煽るという、両方を演出できており、なかなか巧み。期待できる雰囲気が涵養されている。
で、このプロットの何がスゴイかって、
(以下、ネタバレ)
麻薬売買に手を染めている女が、何百万ドルもの取引でヘタこいたもんだから、ボスにカタに嵌められるっていう、ただそれだけのお話だっていうこと。たった、それだけを、ここまで興味を途切れさせず魅せるのは、なかなかの腕前かと。新人同然の監督だが、ガイ・リッチーのような感じになっていくかもしれない(若い頃のガイ・リッチーの演出に似ていると思うよ)。
ところが、シナリオも監督のアーロン・ハーヴィーが手がけているのだが、完全に息切れ。ダイナーで三つ巴になったところが最大のピークで、あとは尻すぼみで終わってしまったのが残念。何か驚くような印象的なシーンが一つでもあれば、この作品は、怪作として評価されたと思う。今一歩、いや今1.5歩の作品。本当におしい。
#原題の『CATCH .44』の意味は不明。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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