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image1698.png公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:107分
監 督:ケヴィン・スミス
出 演:ブルース・ウィリス、トレイシー・モーガン、アダム・ブロディ、ケヴィン・ポラック、ギレルモ・ディアス、ショーン・ウィリアム・スコット、アナ・デ・ラ・レゲラ、ジェイソン・リー、ミシェル・トラクテンバーグ、フランシー・スウィフト、ラシダ・ジョーンズ、コリー・フェルナンデス、スージー・エスマン、フアン・カルロス・エルナンデス 他



ニューヨーク市警の刑事モンローとホッジスは、捜査中の不手際で停職処分になってしまう。だが、モンローには別れた妻との間にもうすぐ結婚式をあげる予定の最愛の一人娘がおり、停職になったことは秘密したい。しかも、元妻の再婚相手は金持ちで式費用の提供を持ちかけてくる。そんないけすかない奴の手を借りたくないモンローは、大切にしていたプレミア物のベースボールカードを泣く泣く手放すことに。ところが、換金前にカードを強奪されてしまっため、停職中にもかかわらずポールと共に犯人を追うハメ」に。一方のポールは特に証拠もないのに妻の浮気を疑っており捜査にまるで身が入らない。そんな二人は、行く先々でトラブルに巻き込まれてしまい…というストーリー。

ブルース・ウィリス主演作ながら、こんなの公開されてたっけ?状態。ちゃんと日本でも公開されていたようだけど、まったく知らないってことは…もしかしてダメダメ?このケヴィン・スミス監督という人の作品を観たこともなく、ちょっと予想がつかないまま、なんとなくレンタルしてみた。

最近のブルース・ウィリスはどんな作品でも見た目がまったく変わらない。丸ハゲなので年齢不詳的だし、演技にも差がないことが多い。完全シリアスキャラか飄々としたコメディ要素のあるキャラのいずれか。本作のキャラは『RED』と違いがなく、既視感は否なめず、新鮮味に欠ける。
一方のトレイシー・モーガンのキャラクターはなかなかユニークで悪くない。しかし、私生活はそれなりに充実しているくせに、極端な心配性という設定が、今ひとつマッチしていない印象。

トレイシー・モーガンが大ボケで、ブルース・ウィリスがツッコミのバディ物か?といわれるとそうではなくって、大ボケと小ボケのコンビ物。そうなってくると、コンビ合わせて相当のボケをやらないと成立しないのだが、そこまで振り切れてはいない(いかにもアメリカ的な笑いだな…とは思うが)。だから、私生活でうまくいっていない寂しい男と、私生活はうまくいっているのに満足できていない男という対立軸も、いまいち生きてこない。

高額な野球カードが登場した瞬間、「ああ、多分、奪われちゃうとかして、お金は入手できないんだろうな…」とか、奥さんのビデオのくだりでは「浮気の件はたぶん勘違いなんだろうな…」とか、想像できてしまう。
下ネタとか小汚い下品ネタも、いまいちレベルが低くて、わざとなのか本気でこのレベルなのかよくわかないのも、観ていてつらい。
カードのくだりも浮気のくだりも、大概の人が抱くであろう想像を裏切ってくれれば、おもしろかったと思うのだが、1ミリたりともはずれない。こんな感じだから、マフィアの女の扱い方も練りきれず、効果的に使うことができていなかった。

まあ、そももこれも、ブルース・ウィリス主演なんだから、メジャー作品レベルで然るべき…いう先入観でハードルが上がっているせいではある。それを取っ払えば、究極的に凡作だとは思うが、はじめからこの線を狙っているような気もしないではなく
許容範囲だと思う。特にお薦めはしないけど、暇つぶしにはなる作品。本当に何もすることが無い時、限定だけど。





負けるな日本

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image0600.png公開年:2002年 
公開国:アメリカ
時 間:123分
監 督:トム・デイ
出 演:ロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィ、レネ・ルッソ、ペドロ・ダミアン、エディ・マーフィー、モス・デフ、ケン・ハドソン・キャンベル、フランキー・フェイソン、ウィリアム・シャトナー、ネストール・セラノ、ドレナ・デ・ニーロ、リンダ・ハート、T・J・クロス、ジュダ・フリードランダー、カディーム・ハーディソン 他
ノミネート:【2002年/第23回ラジー賞】ワースト・スクリーン・カップル賞(エディ・マーフィ、ロバート・デ・ニーロ)
コピー:ロス市警史上最悪の危険物。この先カメラはお断り!

ロス市警のベテラン刑事ミッチは、麻薬密売組織に潜入捜査していたが、その現場を偶然目撃したパトロール警官トレイが、目立ちたい一心で介入。おまけにTV局まで呼んでしまい、現場をむちゃくちゃにしてしまう。憤慨したミッチは、銃を乱射して取材カメラを破壊。TV局は刑事の密着番組に出演することを条件に、訴訟を取り下げると提案。警察上層部もそれを承諾し、ミッチに出演命令を下すが、ミッチの相棒役に選ばれたのはあのトレイだった…というストーリー。

まあ、超ライトなコメディだから…と割り切って、それ以上のモノを期待しなければ、イラっとすることもない。でも、デ・ニーロとエディ・マーフィのW主演だと、普通は期待するけどね。ようするに、楽しめるかどうかは、どれだけ早く割り切れるかにかかっているわけだ。

色々な批判はあるんだけど、やっぱり一番の戦犯はエディ・マーフィなんだろう。彼のパフォーマンスからは“凋落”の二文字しか浮かんでこない。ジャッキー・チェンが全盛期ほど動けなくっても、それはそれでなんとなく成立してしまうけれど、全盛期のようにマシンガントークをするものの、ことごとく浮きまくってスベリまくる彼は、もう痛々しいだけ。
W主演の両方を立てようとして、脚本のフォーカスがぶれまくっていて、両方の存在が薄くなっているのも、つまらなさに拍車をかけている。レネ・ルッソも他の映画でみたような感じで、いまいち。
しかしまあエンドロールで流れるNGシーン集まで、つまんないって、どんだけ笑いのセンスが無いんだ…って感じ。

#若手のイキのいい黒人俳優にして、デ・ニーロに比重をおけばよかったんじゃないかな。

こういうアクション・コメディは字幕を追うと楽しめないので、]絶対に吹き替え音声で観るのだが、本作の日本語
吹き替えはイマイチ。よく聞くキャリアのある声優さんたちなんだけど、マッチしていないのだ。
もう一度言うけど、一切、何にも期待しないで観れば、それなりの及第点コメディ。もちろん薦めはしないけど。

#犬だけはとにかくかわいい。

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image1071.png公開年:1971年  
公開国:アメリカ
時 間:104分  
監 督:ウィリアム・フリードキン
出 演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィー  他
受 賞:【1971年/第44回アカデミー賞】作品賞、主演男優賞(ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)、脚色賞(アーネスト・タイディマン)、編集賞(Jerry Greenberg)
【1971年/第37回NY批評家協会賞】男優賞(ジーン・ハックマン)
【1971年/第29回ゴールデン・グローブ】作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)
【1972年/第26回英国アカデミー賞】主演男優賞(ジーン・ハックマン)、編集賞
【2005年/アメリカ国立フィルム登録簿】新規登録作品
コピー:獲物を見つけた猟犬は決して振返らない
それを捕まえるか 心臓が破れるまでは……
追う!追う!追う! ビルから地上へ 地上から地下へ 地下鉄 高架線 ハイウェイ フレンチ・コネクションを追う 本能にも似た執念で-- 追うことの中にだけ男は生きた

ニューヨーク市警で通称ポパイと呼ばれるドイル刑事と相棒のラソー刑事は、薬物対策課で辣腕を振るっていたが、強引な捜査でしばしば問題をおこしていた。ある夜、ナイトクラブで、金遣いの荒い夫婦を発見し、不審に思ったドイルとラソーはその夫婦を捜査する。夫婦は、表向きはブルックリンでデリカテッセンを営んでいるが、夫のサル・ボガは、大物マフィアのワインストックの下で麻薬取引に関係していることがわかった。そして、サル・ボガがフランスとのヘロインの大口取引を任されるという情報が入り、財務省麻薬取締部と一緒に捜査を進めることに。すると、“フレンチ・コネクション”と呼ばれる、マルセイユの黒幕シャルニエがニューヨークに来ていることを突き止める。ドイルはシャルニエを執拗に追い続けるが…というストーリー。

ちょっと古めの作品を見てみた。最近は、編集方法に不満をもつことが多かったので、過去の名作でもみて勉強してみようかと、作品賞やら編集賞を多く受賞している本作をチョイスしてみた。

とは思ったものの、なんとも難しい。正直に言うと、冒頭の30分を観たところで、ものすごくテンポが悪く感じられて、これがアカデミー賞作品?と思ってしまった(もちろん、途中からぐっと持ち直すのだが)。公開当時、どういう受け止められ方をしていたのか、先輩方の話を伺いたい気持ちである(イヤミではなく)。ジーン・ハックマンの他に、ジョーズの人が刑事役で、バディ物としてスタートするのだが、一緒に張り込みこそせよ協力したアクションシーンなどはあまりなく、途中からは、ほぼハックマンの一人舞台になる(DVDのパッケージも彼一人)。実話ベースなので、バディ物の定義というかバランスは無視されたのか、“バディ物”自体が確立されていなかったのか…、そのあたりはよくわからない(もし、後者だとしたら興味深く、研究の価値ありなのだが)。

高架下のカーアクションは大迫力で、CGの無い時代、逆にウソくささがなくて一見の価値あり。キャラクター設定として奥深さは感じられないが、それを補って余りあるジーン・ハックマンの演技も鬼気迫るものがある。
しかし、今は、警察モノがあふれているせいか、こんな捜査してたら立件できないよ!とか、そこで撃っちゃったら内務調査が!とか、証拠の保全は?!とか、色々頭をよぎってしまう。でも、それは、そういう見方しかできなくなってしまった私の方が悪いのかもしれない。

また、なかなか展開しないなあとやきもししていたら、最後は投げっぱなし状態のラストだった。今だったら、いくら実話がモデルだからといって、許されないだろう。
そういう諸々含めて、実に感想を述べるのが難しい。まあ、実録モノのテイストに、骨太のカーチェイスやバイオレンスを加味した感じが、ひとつの方向性として受け入れられていたということかもしれない。

ひとつの時代の1ページの風を感じる…という意味では、お薦めできるが、純粋に今、刑事ドラマ・ハードボイルドを楽しみたいという人には、他の作品を薦めることになるだろう。このくらいで勘弁してもらいたい。

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image0785.png公開年:1989年  
公開国:アメリカ
時 間:104分  
監 督:アンドレイ・コンチャロフスキー
出 演:シルヴェスター・スタローン、カート・ラッセル、テリー・ハッチャー、ジャック・パランス、ブライオン・ジェームズ、ジェームズ・ホン、マーク・アライモ、マイケル・J・ポラード、クリント・ハワード、ロバート・ツダール、ビング・ラッセル、ルイス・アークエット、ジェフリー・ルイス  他
コピー:デカイ敵ほど燃えあがる!ビシッとスタローン超過激!!


ロスの2人の刑事が、悪の組織にはめられちゃうけど、負けないぜ!という、べたべたなバディ物。
この作品は、昔、レンタルビデオ落ちしたテープを買って、持っていた。捨てちゃったけど。懐かしかったので、久々に観てみた。

スタローンとカート・ラッセルの競演。まさにA級とB級のぶつかり合いで、さて本作はどっちになるかな?というところだが、なんといっても、B級の帝王カート・ラッセルだもの。帝王の勝ちさ。コピーはスタローン押しなんだけどね。

セックスもサイコも社会問題もなにも出てこない、日曜の午後3時くらいに、小学校の高学年生と一緒に観ても、なんの問題もない、健全な作品。少年ジャンプで連載していてもおかしくない程度。
『リーサル・ウェポン』とはまったく違って、登場人物にもストーリーにも、影なんてまったくなし。よって、心にひっかかるものなんて、何一つないから、続編なんかできるはずもなし。

気の利いたセリフをいっているつもりが、すべりたおし。過去のバディ物をあえてなぞって、笑いにしようとしているのかと思ってしまうくらい(笑えはしないけど)。バディ物っていうのは、大抵、どっちかに感情移入できたりするものだし、かっこいいなぁと思わせるものだけど、本作の2人は、まったくそんなことを思わせないね。両方ともチンケなキャラクターで、愛すべきところがないなんて、ある意味すごい。
でもね、じゃあ、ダメ作品かというと、タマにはこういう、な~~~~んにも考えさせない映画も必要なのだと思う。
まったく作品の中にのめりこませてくれないんだもの。逆に、今、こういうレベルの作品なんてないもの。貴重というか必要悪だよ(笑)。

休日のお昼にブッフェで食べ過ぎて、ソファーで寝転がっているときとかに、観るとよい。ふしぎなことに、頭もすっきりして、いつのまにかお腹もこなれるでしょう。脳に血流がいってないときに楽しめる作品だと思う(褒め言葉になってないか)。

ちなみに、脚本のランディ・フェルドマンは、黒澤明が書いた脚本をもとの『暴走機関車』という作品の脚本を担当していたらしい。そんな映画があったか。レンタルショップで出会ったら、借りてみようか。

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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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