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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:クリス・バック、ジェニファー・リー
出 演:クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド、サンティノ・フォンタナ、アラン・テュディック、キアラン・ハインズ、クリス・ウィリアムズ 他
受 賞:【2013年/第86回アカデミー賞】歌曲賞(ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス“Let It Go”)、長編アニメ賞
 【2013年/第71回ゴールデン・グローブ】アニメーション作品賞
 【2013年/第67回英国アカデミー賞】長編アニメ賞
コピー:凍った世界を救うのは――真実の愛。


アレンデール王国の王女エルサとアナの姉妹。幼い頃は大の仲良しだったが、触れたものを凍らせる禁断の力を持つ姉エルサが、その力によって妹アナを命を危うくしてしまい、それ以後、エルサは力を封印するために部屋に閉じこもってしまう。二人は顔を合わせることなく成長したが、国王夫妻が不慮の事故で亡くなってしまい、エルサが王位を継承することに。滞りなく戴冠式が終了すると思われたその時、突然結婚をするといい始めたアナに激昂したエルサは、力を制御することができなくなり、式の参加者の目の前でその能力を晒してしまう。失意のエルサはそのまま城から逃亡し、山奥に氷の城を築き再び閉じこもってしまうが、王国は氷の世界になってしまう。アナは王国を元に戻すために、エルサが住む雪山を目指すのだが…というストーリー。

Sisterhood的な内容の作品が昨今ウケているという分析をする人もいるが、身も蓋もない言い方をしてしまうと、男女の恋愛が脇役で、純粋に歌が楽しい作品だったからウケたんだと思う。

♪レリゴ~のキャッチーさはもちろんだけど、♪雪だるま作ろ~とか、♪僕と同じじゃないか!とか、日常生活でコント的に使えるシーンがたくさんある。一回見ただけじゃ覚えられないから、何度も観た人はいると思うし、2人じゃないと遊べないシーンもあるから、複数人で観に行くケースも多かったあろう。どちらかというと『ロッキーホラーショー』に近い部類、ニーズの作品だと思う。
よく、英語歌詞と内容が異なるとか文句タレてる人がいるけど、意訳して(時には意訳の範疇を超えて)歌いやすく且つ頭に残る語彙をチョイスしたからこその成果であり、それを批判する無粋な人間は、もっと元セリフにピッタリな歌詞を発表してみればよい。ただそれだけ。作品て楽しむために作っていることを忘れない方がいいと思う。

楽曲の愉快さは認める。でも、なんじゃ?と思うシーンも散見される。成長するまで、エルサが閉じこもっているという設定だが、戴冠式まで一瞬たりとも顔を合わせていない(もしかする会話すらしていない?)ということなのだろうか。なんでアナに事情を説明しなかったのか?してはいけない理由があるのか?という疑問。戴冠式で超久々にあったのに、3年くらい離れ離れで暮らしていた程度の反応にしか見えない違和感。

アナは、初対面の男に簡単に惚れて結婚まで決めてしまう浅はかさで、さらに相手の男は実はクソ人間という、主人公らしからぬ汚れっぷり。そして、とっても楽しい♪僕と同じじゃないか!のシーンの相手がそのクソ人間ハンスというね。

映画は敵役が大事と常々言っているが、貿易を強要してくるウェーゼルトン公爵のワルっぷりがいまいち不足。もっと周到に王国乗っ取りを進めるくらいの非道っぷりが欲しかった。ハンスの正体が発覚して、ウェーゼルトン公爵との合わせ技で一本程度の敵役具合か。ハンスも実は単独行動じゃなく、裏にはそれなりの支援勢力がいて、ハンス軍とウェーゼルトン公爵一派が、目的の競合によってぶつかり合って大乱闘。そのゴタゴタのおかげで間に合うとか、そういうギミックが必要だったかな。

前半は楽しい歌にあふれていたけど、後半はネタにできるようなお歌のシーンがないのも残念。最後、“愛”で片付けられちゃたのも残念。これ、子供は観たい観たいってねだるけど、後半になると寝ちゃうっていう『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のパターンや。

今回DVDで観てしまったんだけど、これはブルーレイで買わないとだめだね。緻密さが削がれるとちょっと興醒めするシーン(というか、本当はもっときれいなんだろうな…と気がそっちに行ってしまうシーン)が、ちょこちょこある。

余興ネタとしては最高。純粋な作品評価としてはまあまあって感じ。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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