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image0610.png公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:107分
監 督:ジョン・ラッセンホップ
出 演:マット・ディロン、ポール・ウォーカー、イドリス・エルバ、ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・イーリー、ティップ・“T.I.”・ハリス、クリス・ブラウン、ヘイデン・クリステンセン、スティーヴ・ハリス、ジョナサン・シェック、マリアンヌ・ジャン=バプティスト、ギデオン・エメリー、ズライ・エナオ、グリン・ターマン、ゾーイ・サルダナ 他
コピー:全てを手に入れた男たちの予測不能な犯罪計画!


年に一度だけ、綿密な計画をたてて銀行強盗を実行し、その金でリッチな生活を享受するゴードン、ジョン、A.J.、ジェイクとジェスの5人組“テイカーズ”。今回も、200万ドルの銀行強盗を実行し、テレビクルーのヘリコプターを奪って脱出するという大胆な計画で見事な逃走を成功させる。そんなテイカーズの前にかつての仲間ゴーストが現れる。出所したばかりの彼は、5日後に3000万ドルを積んだ現金輸送車を襲うという計画を持ち込んでくる。年に一回しか仕事をしないというルールに反するため躊躇したが、金額の大きさで実行を決断。ロス市街のど真ん中で、爆弾で道路を陥没さえ、落ちた輸送車を襲うという計画を立てるのだったが…というストーリー。

アメリカではスマッシュヒットしただと?思わず、ウソこけっ!て言いたくなるデキ。

まず、年一回の大仕事を成功し続けるというそのポリシーと、途絶ない友情ってのが、描けていない。そして、出所したかつての仲間の誘いに、あっさり乗ってしまうもので、そのユニークな設定が生きていない。大金がかかった仕事だろうが、必要以上にはリスクを犯さないというのが、ポリシーなんじゃないのかい。やるなら、金額以外の理由でどうしてもやらざるを得ない状況をつくらんと、話として成立しない。彼らに対する共感が薄れるわ。

結果的に、ほぼ全編にわたって、出所してきた男に騙され続ける内容。最後の15分くらいで騙されていたことがわかり、佳境に入るのだが、とにかく演出が雑。盗みのテクニックが興味深いとか、そうことでもない。スマートな手口の奴らなのかと思ったら、C4爆弾強奪とか、足の付きそうなやり口ばかり。

彼らを追う刑事のサブストーリーも陳腐。娘との関係や相棒の汚職の件はシナリオの主筋には関係無く、いい効果を生んでいない。最後、「首つっこむな」って怒られておしまいって(笑)。
ヤク中の姉のくだりも、刑事との接点という意味で必要だと考えたのかもしれないが、結局そこから話が展開したわけでもないし、肝心の仕事の最中は都合よくいなくなってるから、足枷として機能しているわけでもない。家族愛みたいな情に訴える効果があったわけでもない。

観るに耐えるのは、所々にみられる暴力シーンばかりで、まるで韓国映画レベル。それ以外に気を惹くところはない。仲間の人数もたいして多くないのだが、キャラんぼ特徴づけがうまくいってないので、最後、もう一人仲間がいたことも失念するくらい。一生懸命スタイリッシュさを演出しようとしているのだが、あまりにもシナリオが凡庸で、如何ともし難い。

“盗人が昔の仲間に騙された痛い目にあった”それ以外に何も無い、凡作中の凡作。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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