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image0032.png公開年:2003年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:アンディー・ジョーンズ、前田真宏、渡辺信一郎、川尻善昭、小池健、森本晃司、ピーター・チョン
出 演:キャリー=アン・モス、キアヌ・リーブス、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、パメラ・アドロン、ベッド・フォード、デイン・デイヴィス、クレイトン・ワトソン、ヘディ・ビューレス、フィル・ラマール、ビクター・ウィリアムズ、アレックス・フェルナンデス、キャス・スーシー、ジェームズ・アーノルド・テイラー、メリンダ・クラーク、ロドニー・ソールスベリー 他

 

人類が“マトリックス”に支配されるまでの過程や、派生的エピソードをオムニバス形式で綴る。マトリックスの世界観を深く知ることができる『ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス』『セカンド・ルネッサンス パート1』『パート2』『キッズ・ストーリー』『プログラム』『ワールド・レコード』『ビヨンド』『ディテクティブ・ストーリー』『マトリキュレーテッド』の全9編。

一部、『ドリームキャッチャー』にゲリラ的に同時上映したらしけど、基本的には劇場未公開作品(DVD発売時に限定公開したらしけど)。

本作を観て、単なる続編への繋ぎとみる人は、『マトリックス』にアクションを求めているだけの人。そういう人は『リローデット』や『レボリューションズ』で充分満足できたことだろう。実に幸せだ。
先日、『マトリックス』をTV放映していたが、続編を特に観ようという気持ちは湧かなかった。はっきりいってパート2以降は私の期待していた内容ではない。認識論とか実在論とか哲学的な思索が、続編にはない。単なるレジスタンス物に早々に成り下がってしまったと思うのだ。その代わり、本作を見返したくなったのだ。

ある意味、『マトリックス』の真の面白さを継承しているのは、マトリックス世界の秘密や歴史をしっかりと綺麗に説明してくれている『アニマトリックス』だけだとすら思う。もっと、はっきいってしまえば、マトリックスシリーズは、1作目と『アニマトリックス』だけ観れば満足できる(だから、私はこの2本だけ購入している)。

特に『セカンド・ルネッサンス』は慧眼の出来映え。ロボットが覚醒するくだりは、手塚治虫の『火の鳥 復活編』そのままなんだけれど、それを超える味わいとまとまりがあり、日本人クリエイターの面目躍如といったところだ。
ちなみに、面白い作品は日本人監督で、ちょっといまいちなのは外国人作品である(『マトリッキュレーテッド』ね)。外国人を蔑視したいわけではない。なんでこんなに明確に味わいに差が生じるのか。自分はいったいどこを観て興醒めしているのか。そのセンス差がどこで生じているか分析しきれない。ここがまた魅力であり、何度か繰り返し見てしまう理由だったりする。

まあ、唯一の難点は、クリエイターは違えど、各作品のテイストやリズムが似かよってしまっているので、油断するとちょっと眠くなることか。もし観ていない人がいるならば、是非お薦め。これを観るか観ないかで、続編の受け取り方はまったく違うはずだから。




負けるな日本

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