[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:85分
監 督:ロブ・レターマン
出 演:ジャック・ブラック、エミリー・ブラント、アマンダ・ピート、ジェイソン・シーゲル、ビリー・コノリー、クリス・オダウド、T・J・ミラー、ジェームズ・コーデン、キャサリン・テイト、エマニュエル・カトラ、オリー・アレクサンデル 他
ノミネート:【2008年/第31回ラジー賞】ワースト主演男優賞(ジャック・ブラック)
コピー:そこは、本当の大きさを教えてくれる国。
ニューヨークにある新聞社のメール室で勤務するガリバー。本当は記者志望だが、失敗を恐れチャレンジせずじまい。また、旅行欄を担当しているダーシーに片思いしているが、そちらも告白できずにいる。ある日、ふとしたきっかけでダーシーから謎の三角海域バミューダ・トライアングルの取材を依頼されることに。意気揚々と現地に赴いたが、突然の大嵐に巻き込まれ、あえなく遭難。浜辺に打ち上げられたガリバーが気づくと、たくさんの小人たちによって拘束されていた。彼が漂着したのは、小人たちが住む“リリパット王国”だった。やがてガリバーは、その巨体を活かして王国の危機を救い一躍ヒーローになるのだが…というストーリー。
『ナイト ミュージアム』の製作チームが手がけたということだが、『ナイト ミュージアム』でも小さい模型を動かすシーンはたくさんあったし、技術的にはお手の物って感じ。ただ、今回は3Dに挑戦ってことで、他には特に目新しい技術は見られない。自分達でできることをできる範囲でやった…そんな感じで、技術面での感動は薄い。すごい映像のはずなんだけど、目が慣れちゃうってのはは恐ろしいことである。これで満足できなくなるのがいいことなのか悪いことなのか…。
監督に、同じように巨人を扱ったアニメ『モンスターVSエイリアン』のロブ・レターマンをもってきているが、巨人つながりだからといって、彼にやらせる意味がどこまであったのかも疑問である。
スウィフトの『ガリバー旅行記』を現代風にアレンジってことだけど、ストーリーはすごくまとも。素直すぎて悪くいえばヒネりが少ない。冒険物語なのにシナリオはあまり冒険していない。これがジャック・ブラック主演じゃなかったら、観客が見続けることができたのか、あやしいところである。
じゃあ、ジャック・ブラックの演技が絶妙か…というとそれも微妙。というかジャック・ブラックは、どの映画でもいつでも“ジャック・ブラック”であって、この人は役を演じているといえるのか?という疑問すら湧いてくる。個人的は嫌いじゃない人なのだが、さすがにいつも同じだと飽きてくる。それに、このいかにもなアメリカンジョークや、お約束のお下品は、アメリカではウケているのだろうか。おそらく日本ではこれをおもしろいと感じる人は少ないだろう。
『ナイト ミュージアム』のように子供をターゲットにしたいところなのだが、そうなってくると、子供達はノリきれない。下品なのは別のキャラにおまかせして、ジャック・ブラックにはアホでみじめなキャラクターに徹してもらったほうが良かっただろう。しかし、小人の国のキャラクターが弱い。『ナイト ミュージアム』のオーウェン・ウィルソン演じる西部劇人形くらいに際立ったキャラが生まれるまで、練りを重ねてたほうがよかっただろう。
あとはオマケの文句になっちゃうけど、巨人の島からガリバーが脱出しようとしないのかピンとこない(始めは脱出できないのかと思ったけど、その後、結構かんたんに脱出してるし)。
#小人の国と巨人の国までで、ラピュタはでてこないよ。
とはいえ、色々文句をいったが及第点ではあると思う。イヤなことはスカっと笑って忘れたいとか、家族みんなで楽しみたいとか、過度な期待を抱かなければ問題なし。まあ、旧作料金になってからでいいんじゃないかな。そんな感じ。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |