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image2130.png公開年:1984年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー
出 演:ヴァル・キルマー、ルーシー・ガタリッジ、オマー・シャリフ、クリストファー・ヴィリアーズ、ジェレミー・ケンプ、ピーター・カッシング 他





東ドイツ政府は、国威高揚のために国際フェスティバルを開催。アメリカからは人気ロック歌手のニック・リヴァースを招聘する。しかしこのイベントは、ストレック将軍による陰謀の一環。世界の目がフェスティバルに向いた隙を突いて、西ドイツに侵攻し第三帝国を復興させようというのだ。彼らは密かに著名な科学者を捕らえて、兵器の開発・製造もさせている。その科学者の一人であるフラモンド博士には、一人娘ヒラリーがいるが、彼女も父の消息を追って東ドイツに潜入していた。ニックは、バレー鑑賞の際に、ヒラリーが何者かに教われている所を救出。その際に、襲ってきた男を突き落としてしまったために、投獄されてしまうのだったが…というストーリー。

プロットは意外に悪くない。共産圏のイベントに正体されるロックスター。冷戦時代とはいえ、芸能人は案外行っちゃうだろう。はじめは陰謀に巻き込まれる展開で、やがてパルチザン物になっていく。
このストーリー設定は、コメディとの相性は良いはず。しかし、ディテールが滅茶苦茶すぎるのと、ギャグのレベルが寒すぎるのがいただけない。前半は、スタンドアップコメディアンのネタを延々と観せられている感じ。後半は、『モンティ・パイソン』のパクりを観せられている感じ。まあ、半分は下ネタですわ。
あまりに小ネタを連発しすぎるので、将軍たちの目的とか、いま何が話の争点になっているのかとか、よくわからなくなるくらい。

いくら冷戦当時だからって、なんで東ドイツの国際文化イベントごときで、世界の目が釘付けになるのか。むしろ警備が厳しくなるのが普通だろう。また、1980年代にナチス復興をめざす将軍が存在するという設定も、微妙すぎる。イギリスの諜報部員とかもでてくるのだが、何だかわかりにくい。というか、思いついたネタは全部入れてしまえ!的なノリなんだろう。

DVDジャケット映像に、変な柄のウシが出ている、確かに本作一番の迷場面がこのウシのシーンかも(出てくるのは一頭?だけど)。というか、記憶に残るのはこのウシだけかもしれない…。

これ、ヴァル・キルマーの映画デビュー作なんじゃないかなぁ。今はブクブク太っちゃってる彼だけど、一頃は美男俳優の一人。でも本作の彼、なんかバカっぽいし、エセ美男臭さがプンプン。本当は、美男役なんかどうでもよくって色んな役柄を演じたい、本格派志向の人なんだと思う。

もう一度言うが、ギャグのセンスさせマトモだったら、間違いなく良作コメディ。

 

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