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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:105分
監 督:シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
出 演:スカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー、アリシア・キーズ、クリス・エヴァンス、ニコラス・リース・アート、ドナ・マーフィ、ポール・ジアマッティ 他
大学卒業後、一流企業を目指すも、なりゆきでセレブ家庭の“ナニー(子守り)”になり、雇い主の押しつける無理難題やその息子のワガママに振り回される若い女性のストーリー。
『アメリカン・スプレンダー』の監督(夫婦)である。前作の『アメリカン・スプレンダー』の時は、かなり好印象なレビューを書いたと思う。
どうやら、この監督の演出は、私の好みに合っているようだ。まず、フレーム(というかユニークな枠組み)をかっちりつくる。『アメリカン・スプレンダー』の時は漫画のキャラクターとしての見せ方。本作は人類学的な視点。
日本の青年向け漫画なんかにはありそうなノリだけど、アメリカ映画ではあんまり無いかんじかな。
前作にあった荒削りさは無くなって、非常に洗練されてはいるのだが、その荒削りさにとても魅力があったんだろう。その“アク”がなくなったおかげて、惹きつける要素が少し減ったと思う。ということは、『アメリカン・スプレンダー』の面白さの何割かはラッキーパンチかビギナーズラックだったのかも。
社会学的に不要な部分は捨象するっていうっていうことで、雇い主は「X」だったり、言い寄ってくる男の名前は“ピー”だったりするのだが、前作だったらもっと病的にやってただろう。
まあ、次回作に期待する程度の首の皮は繋がっているとは思う(私は次回作も必ずチェックすると思うよ)。
ただ、前作ほど胸を張ってお薦めするほどではない。『アメリカン・スプレンダー』を観て、良い!と思った人は観てください。
#スカーレット・ヨハンソンってかわいんだかなんだかわかんないけど、そこが魅力なんでしょうね。
なんとなくな予感だけど、この子役は、将来、結構な役者になっているような気がする。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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