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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:134分
監 督:アン・リー
出 演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズ、ランディ・クエイド、リンダ・カーデリーニ、アンナ・ファリス、ケイト・マラ 他
受 賞)【2005年/第78回アカデミー賞】監督賞(アン・リー)、脚色賞(ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ)、作曲賞(グスターボ・サンタオラヤ)
コピー:はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった───
2人のカウボーイの20年にわたる秘められた禁断の純愛を描くストーリー。
正直なところ、同性愛描写は不快極まりなかった。慣れだとかそういう問題ではないだろう。イヤなものはイヤだ(一度、観るのをやめたくらいだ)。ただ、それがいやだからといって、それだけで映画全体を悪い評価にするのはフェアではないし、アカデミー賞監督賞受賞が妥当かどうかの判定はできないので、ちょっと観点を変えることにした。
ようするに、社会的に正しくないとされる関係になった二人の恋愛ということでしょう。別に同性愛だけが社会的に受け止められない行動ではないのだから、『マディソン郡の橋』の2人に置き換えてみて、はたしてその他の描写に対して良い評価できるか、ということで判断してみたいと思う。
で、そう置き換えてみても、アカデミー賞をとれるレベルだとは思えない。長年不倫しているカップルがいるが、諸々の事情で結ばれることはない。表の暮らしの中で、頭の片隅にはいつも相手のことがある。家族はそれにうすうす気付き苦悩する。やがてその関係は、突然の事故で破綻する。でも、愛し続けているのよ。
これになんの目新しさがあるだろう。どこかで描かれているシチュエーションだよね。やはり同性愛という要素だから評価されているだけなのでは?私にはそう思えてならない。いや、誤解があるといけないので断っておくが、悪い映画だとは思わないのだ。様々な登場人物の感情の表現もすばらしいとは思うし、ぱぱっと時間が経過しすぎることに違和感を感じた人もいたと思うが、私にはかえって新鮮だったよ。でも、だからといってアカデミー賞の監督賞のレベルではないでしょう。
私の場合は、最終的に同性愛描写の不快で原点されて、凡作と変わらない結果になってしまっている。もう、どうしようもないかな。ただ、私と同じ感想を抱く人は多いと思いますよ。これからレンタルする人は、心してみてください。けっして短くもないですし。
だいたいにして、友情と愛情は紙一重で、それは同性でも同じことですよなんて、アン・リーの考え方がにじみ出ているようで、それ自体がものすごく気に喰わないというのが、大きなマイナス要因かもしれない。
#ジェイク・ギレンホールは、『ムーンライトマイル』の時よりも格段にうまくなっている。ヒース・レジャーは、『ダークナイト』の時には、そう思わなかったのだが、本作を観た後は、お亡くなりになってとっても残念と感じた。それだけ、演者としてはレベルが高かったと思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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