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公開年:1996年
公開国:香港
時 間:92分
監 督:リー・リクチー、チャウ・シンチー
出 演:チャウ・シンチー、ヴィンセント・コク、カレン・モク、ン・マンタ 他
受 賞:【1998年/第19回ラジー賞】ワースト・スクリーン・カップル賞(レオナルド・ディカプリオ)
“食神”として名を馳せる天才料理人・周は、側近として採用したトンガウの裏切りによって汚名を着せられ、香港料理界を追放されてしまう。トンガウは、大快楽チェーンの社長エリックの謀略により送り込まれた男だった。すっかり落ちぶれてしまった周は、裏町の屋台を切り盛りする、醜い顔だが凄腕の女性フォウガイに助けられる。フォウガイと町のチンピラたちと一緒に、改めて再起することを決心した周は、“爆発!小便団子”を開発すると、大当たりして再び成功者の道を歩み始める。さらに周は、“新食神”を名乗っていたトンガウに宣戦布告。トンガウに勝つために、中国へ料理修行へ向うのだったが…というストーリー。
この手の作品に目くじらを立てる必要はないのだが、悪ノリ作品だという前提を差し引いても、なにか不快な滓が残る作品。
日本のマンガ・アニメでおなじみの『ミスター味っ子』の味皇の過激な料理批評の上っ面だけを真似た感じなのだが、料理の技法や、食材の良し悪しに真面目に言及することが無いだけでなく、むしろそういった“食”に関する部分を貶そうとしている意図すら感じる。悪ノリっていうか悪フザケになっているのが、不快になる原因だと思われる。
それでも、慢心した主人公が罠に嵌められ挫折し、その後、どん底の環境でできた仲間の協力を得て復活していうという流れは、ある意味王道で悪くなかったと思う。問題は、実はフォウガイが周のファンで…という展開と、中国に料理修行にいく展開。その末にあるグダグダな、料理対決。これを悪フザケといわずなんというか。
挙句の果てに、料理の神様を登場させて、勝負自体をボヤけさせ、風呂敷を広げるだけ広げて後は煙に巻こうという、ケツの捲くり具合がちょっとみっともないか。
まあ、後にこのノリが『少林サッカー』を生んだのだと考えれば、腹も立たない。馬鹿馬鹿しくてそれなりにおもしろいという評価を聞いた上でのレンタルだったんだけど、正直どうでもいい作品かな(笑)。
それにしても、内容だけでなくアクションなんかも、日本のマンガやTV番組の影響を受けすぎじゃないかね。チャウ・シンチーの作品は…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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