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公開年:1999年(オリジナルは1984年)
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ジョエル・コーエン
出 演:フランシス・マクドーマンド、ジョン・ゲッツ、ダン・ヘダヤ、M・エメット・ウォルシュ、ダン・ヘダヤ、サム・アート・ウィリアムス 他
受 賞:【1985年/第1回インディペンデント・スピリット賞】監督賞(ジョエル・コーエン)、主演男優賞(M・エメット・ウォルシュ)
コピー:哀しいほど滑稽な殺人
テキサスの田舎町。酒場の主人マーティは、妻のアビーと従業員のレイが浮気をしているのではないかと疑い、私立探偵のフィッセルに調査を依頼する。調査の結果、妻の浮気を確信したマーティは、レイを問い詰めるが、話し合いは喧嘩別れに終わってしまう。怒りが頂点に達したマーティは、アビーとレイの殺害をフィッセルに依頼。しかし、フィッセルは現場の写真を偽造し殺害を遂行したように見せて報酬を詐取すると、事前に入手していたアビーの銃を使ってマーティを殺害してしまう。しばらくして、マーティと話をつけようとしてレイが酒場を訪れると、そこにはマーティの射殺体とアビーの銃があり…というストーリー。
彼らの初期作品にありがちな、勘違いの末のすったもんだ&そして誰もいなくなった…的な展開。タイトルの通り、アホみたいにシンプルなプロットなのに、ストーリーテリングがあまりに巧みなため、この深み。証拠隠滅がどツボにはまっていくにつれて、増して行く緊迫感。フィッセルの参戦によってそれはピークに達していく。同じ噺でも落語家の腕次第で面白くもなればつまらなくもなる、それと一緒。コーエン兄弟、デビュー作にしてコレだもの。
冒頭では、ウェルタース・オリジナルのCMみたいな解説で始まる本作(1984年の作品に画質の修正・カットの追加をしましたよ…っていう説明)。フォエバーヤングって…(笑)。ネタで差し込んでるのか、マジなのか、微妙なところがまたおもしろい(元を観たことがないので、違いもなにもわからないんだけどね)。
あたりまえなんだけど、細かい部分はしっかり作りこまれている。
妻のバッグには3発の銃弾。それを銃に装填したとして、1発目は夫、2発目は浮気相手が蹴って暴発、3,4,5発目は、埋められた夫がトリガーを引くも玉は無し。ラストで最後の1発。
つまり、12時の位置から時計回りに3発装填して、1発目は真ん中の弾で、その後右まわりだった…ってことだね。細かいな。もう一回、頭から確認のために見直しちゃったわ。
で、観なおすと気付くんだけど、どろっと重厚なのにセリフは少ない。ミルフィーユみたいに状況を重ねて重ねて、サスペンスが織りなされているのが良くわかる。うん。秀逸。文句なしにお薦め。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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