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公開年:2010年
公開国:日本
時 間:99分
監 督:しぎのあきら
出 演:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、釘宮理恵、内海賢二、白石涼子、神田朱未、近藤春菜、黒沢かずこ、はるな愛、いとうあさこ、椿鬼奴、玄田哲章、茶風林、石井康嗣、あおきさやか、大西健晴、倉田雅世、楠見尚己、菅原淳一、笹島かほる、いのくちゆか、小田敏充、中田隼人、東龍一、神奈延年 他
コピー:未来も愛もその手でつかめ!
ある日、公園で遊んでいるしんのすけたちすかべ防衛隊の前に、タイムマシンで時を越えてやってきたタミコという女性が出現。彼女は、しんのすけの未来の婚約者だと名乗り、未来世界で大人のしんのすけがネオトキオ”の支配者・金有増蔵に捕まってしまい、救出するためには5歳のしんのすけの手助けが必要だというのだ。半信半疑ながら、しんのすけたちはタミコと一緒に未来の春日部にタイムトリップするが、未来の世界は、地球に衝突した隕石の影響で、一日中太陽の出ない世界だった…というストーリー。
『爆発!温泉わくわく大決戦』『嵐を呼ぶジャングル』『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』と徐々に光を増し、『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』で、とうとうアニメの範疇を越え、日本映画史の中に燦然と輝くレベルに達した劇場版のクレヨンしんちゃん。しかし、直後の『嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』で、早々に陰りが見え(私は劇場で観たけれど空回りしていたね)、その後は回を重ねる度にクオリティは堕ちる一方。
それでも、ムトウユージ監督時代は、レンタルとはいえなんとか見続けていたのだが、『ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者』でとうとう三行半。観るのを止めてしまった。それと同時に、TV放送も一切観なくなった。
本作はなかなか興収もよかったということで、レンタル料金も安くなっていたので、久々に借りてみた。
#まあ、観ていない『オタケべ!カスカベ野生王国』もチェックしてみるかな。
それにしても、クレヨンしんちゃんの映画に出てくる女の子は、だんだんかわいくなくなっていくのは、どういうことなのか、不思議極まりない。
TV放送を観なくなった間に出てきたしぎのあきらのいう監督さん。この人の特徴なのかシナリオのせいなのか、小ネタを繰り返すのはいいんだけれど、ブツ切れになっている感じ。TVシリーズの短いエピソードを作らせたら、ものすごくウマいんだろうなと思うが、良い感じで動き始めたノリが、かならず15分くらいでしぼむ。99分程度なのに、疾走感が皆無で2時間くらい観た感じ。
大筋の話の展開を、小ネタで繋ぐのも止めたほうがいい。例えばぼ~ちゃんロボのくだりだけど、これは小ネタでありおまけ的なエピソード。しかし、ぼ~ちゃんロボが出てこないとこの話は絶対に進まない。小ネタは所詮小ネタであり、シナリオの太い幹は、しっかりとメインキャラで繋ぐべき。
それに、子供が観る映画なのだから、だれかの心が成長しないとダメ。タミコが途中で迷ったりすることはあるけれど、それは周囲を慮ってのことであり、成長ではない。心の弱かった人が強い心を勝ち取るとかね。そう考えると、本当にクローズアップしなければいけなかったのは(主役にしなければいけなかったのは)、長いものに巻かれた大人の風間くん、やさぐれてる大人のネネちゃん、夢を失った大人のマサオくんだろう。彼らが子供のころの夢を取り戻すプロセスに強くスポットを当てるべきだった。残念ながら、そこはしんちゃんを助けに向かうだけで、さらっと流される。
そこに気付けば、なかなかの名作になったと思うんだけどねぇ。この、監督も脚本家もまだまだよのぉ~(オレ生意気)。
まあ、大人がわざわざ借りて観るほどのクオリティではないかな。子供をつれて一緒にみた大人が、飽きないレベルには達していると思うけど、いくら子供映画だからといって、そこを目指しちゃダメだよね。
#タレント(今回は女芸人さんたち)を使うのは、プロモーション的な理由もあって許容するけれど、絵を見ても声を聞いても、誰がやってるかよくわからんようなら、意味がないんじゃないかな…と。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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