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image2074.png公開年:1981年
公開国:アメリカ
時 間:125分
監 督:ボブ・ラフェルソン
出 演:ジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング、ジョン・コリコス、マイケル・ラーナー、ジョン・P・ライアン、アンジェリカ・ヒューストン、ウィリアム・トレイラー、トーマス・ヒル、ジョン・ヴァン・ネス、ブライアン・ファレル、ブライオン・ジェームズ、クリストファー・ロイド、アルバート・ヘンダーソン 他




1930年代のカリフォルニア。パパダキスというギリシア人が経営するガソリン・スタンド兼レストランに、フランクという男が立ち寄る。フランクは、たまたま居合わせた無関係の男と同伴であるように装い、その男に置き去りにされた上に財布まで持っていかれたと主張し、タダ飯にありつく。パパダキスは、車の修理工が必要だったので、工員だと名乗ったフランクに留まって働いてもらいたかったのだが、当然フランクは固辞。しかし、キッチンで働く美しいパパダキスの妻の姿を見て翻意し、この店で下働きすることするのだった。数日後、パパダキスが出かけた隙に、フランクはコーラを襲う。初めは抵抗していたコーラだったが、元々、夫に嫌気が指していたこともあり、そのまま関係と継続するのだった。その後、駆け落ちしようとするがうまくいかず、とうとう夫を殺害しようという考えが浮かび…というストーリー。

初見。突然の過剰なエロ描写で焦る。だって会社の昼休みに観てたんだもん。さすがに消したわ。

未来を見出せない男女が、元々持ち合わせている欲望も爆発させつつ、現状から脱出しようともがくお話。でも、仮に観客に浮気願望とか現状への不満あったとしても、この二人に共感を抱くことはないだろう。フランクは後に明かされるが暴力犯罪で懲役をくらっていた男。コーラは、なんでこんな男に惹かれるのか理解しがたい。あまりに浅はかで世間知らずすぎる。

ただ、破滅していくのか、どうやって転落していくのか、その様子を観るのは非常に面白い。二人がお互いに牙を剥く展開もあるし、ダブル・ジョバティとかまで持ち出して、こじれにこじれさせる。

しかし、ジャック・ニコルソンは、ちょっとイービルに演じすぎた。無頼な生き方をしてきたけれど、普通の人間が持っている孤独への苦痛などというものも持っているんだよ…というところが描けていない。だから、エンディングがあっけなく感じてしまうのだ。
一人になった侘びしさを漂わせたかったのかもしれないが、似ても焼いても食えないようなキャラクターにしか映らないので、いまいちピンとこなかった。コーラが実家に帰ったときにだまって去った理由も、コーラとの関係に未来を見出せなかったからなのか、孤独にたえられなかったから、サーカス女に近づいていったのか、どちらか判らない。

郵便配達は一切登場しない。このタイトルになった逸話は結構知られているところだが、知らない人は一切知らない。いつ郵便配達が出てくるのか、それとも何かの隠喩なのか…と、気になってしまうのが普通だろう。何かあるのだろう…と、ラストに近づけば近づくほど、気になってしまい、話に集中できなくなる。あまりいい効果は生んでいない。

サーカスの女が、なんで山猫をいおいていったのかよくわからんし、そのままベッドにおいておくのもどうかと思う。そして、その後、山猫をどうしたのか(その辺に逃がしたのか?)

異論はあるのを承知で言うが、ジャック・ニコルソンの演技が良くない。というか、キャラの内面を演じきっていない。好みの作品に非ず。

 

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