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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:97分
監 督:ポール・W・S・アンダーソン
出 演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、キム・コーツ、ショーン・ロバーツ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、スペンサー・ロック、ボリス・コジョー、ウェントワース・ミラー、シエンナ・ギロリー、ケイシー・バーンフィールド、フルヴィオ・セセラ、中島美嘉 他
コピー:新たな物語は「東京」から始まる。
東京の渋谷のあるアンブレラ社の巨大施設を急襲するアリスと彼女のクローンたち。施設に壊滅的なダメージを与え、ウェスカーを追い詰めるが、あと一歩のところで取り逃がしてしまう。その後、単独でアラスカにあるという感染が及んでいない安全な土地“アルカディア”を目指すも、アラスカにはそのような土地は存在せず落胆。しかし、そこで記憶喪失になったクレアを発見し、二人は他の生存者を探しに、飛行機でロスへ向かう。すると、ロスには無数のアンデッドが存在しており、さらに刑務所施設のの中に生存者を発見。アリスは刑務所の屋上になんとか不時着し…というストーリー。
日本市場を意識した前作の展開を踏襲して、渋谷から始まるんだけど、取ってつけの感は否めない(中島美嘉も単なる話題作り以外の何者でもない)。別に東京の設定がその後の展開に生きているわけでもない。
都合よく、本体以外のアリスは爆弾で消滅させ、これまで散々臭わすだけ臭わせて引っ張りまわし続けたアリス計画に早々に決着。さらに都合よく血清を打ってパワーダウン。だけど血清が効いて普通の能力になったようには全然見えず、予知能力とか神懸った部分だけど都合よく削いだだけ。
アラスカのシーンもサラっとしすぎだし、ロスに向かう強い根拠も薄く、本当に全開まで設定を一旦“切った”だけにしか見えない。世界中、アンデッドも人間も皆無だったのに、ロスに向かうと特異点のごとくアンデットの山で、それまでの流れと何かちぐはぐ。
さらに何やら、前作までには出てこなかった種類のゾンビが出てきて、まるで別の映画になったかのよう。特にデカイ武器をもったゾンビだけど、誰があんな武器をつくったんだ(ゾンビ本人か?)。おまけに、あの“デバイス”の興醒めっぷりはハンパない。
『ブレイド』『キル・ビル』『マトリックス』『バビロン A.D.』『サイレントヒル』『ドーン・オブ・ザ・デッド』『アイランド』『エイリアン』『トゥモロー・ワールド』…と他の映画が次々を頭をよぎる始末。もう、既視感の波状攻撃で、ミラジョヴォが画面にいなかったら、何の映画を観ているのか迷子になること必至。じゃあ、前作はそんなに押さえておかなくてもOKか?というと、はっきりいって3作目を見ておかないと、本作はさっぱりわからん。だって全編にわたって継続出演のキャラクターが頻出なんだもの。
ゲーム世界の映画化っていうことに主眼が置かれていて、これも出てきた、あれも出てきた…って、知ってる人が楽しむ作品なのかもしれないが、その割にはアクションシーンやゾンビに追い詰められるシーンで、ぜんぜんドキドキしないのは、致命的な気がする。
ただ、もしかすると3D映画としては愉しめたのかもしれない(今回はDVDでみたので、もちろん2D)。飛び出すという意味よりも奥行きという意味での3Dが生きそうな場面が多々あったもの。それも裸眼タイプの3Dモニタに都合が良さそう。
別に、本作でシリーズとして解決することや判明することがあるわけでもないので、よほど、このシリーズ自体に思い入れがある場合を除いて、観る必要はないと断言する。今後どうなるかわからないが、シリーズが完結した段階でイッキしてもいいし、どうせ次回作が作成されるときには、まちがいなくTV放送されるので、そのときに観るということでよいと思う。これをわざわざ観ても、あなたの人生の糧にはならない。すくなくと、新作料金を払って観る価値はない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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