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公開年:2008年
公開国:イギリス
時 間:95分
監 督:ジェームズ・マーシュ
出 演:フィリップ・プティ 他
受 賞:【2008年/第81回アカデミー賞】ドキュメンタリー長編賞(サイモン・チン、ジェームズ・マーシュ)
【2008年/第43回全米批評家協会賞】ドキュメンタリー賞
【2008年/第75回NY批評家協会賞】ドキュメンタリー賞
【2008年/第34回LA批評家協会賞】ドキュメンタリー賞
【2008年/第62回英国アカデミー賞】英国作品賞
【2008年/第24回インディペンデント・スピリット賞】ドキュメンタリー賞(ジェームズ・マーシュ)
【2008年/第14回放送映画批評家協会賞】ドキュメンタリー賞
コピー:空に、夢に、近づきたかった。
1974年、ニューヨーク。当時世界一の高さだったワールド・トレード・センターのツインタワー間にワイヤーを張り、渡り歩いた男がいた。彼はフランスの大道芸人、フィリップ・プティ。無許可のため逮捕されてしまったが、その驚愕のパフォーマンスに人々は喝采。その、無謀とも思えるチャレンジは、綿密な計画と仲間たちの支えによって実現できたのだった…というストーリー。
『おくりびと』が受賞したのと同じ回にドキュメンタリー長編賞を取っているので、記憶にある人いるかもしれない。こっちはおくりびとならぬ“つなわたり”。
インタビューは確かにドキュメントだし、挟まれるニュース映像もたしかに当時のもの。だが、肝心の計画遂行の様子は、完全に再現フィルム。これをドキュメントと呼んでいいのか。ドキュメントの定義とは?このエピソードを元に映画にしちゃったほうが面白かったんじゃないかと、一瞬思うのだが、”実際にこれをやった”感っていうのが大事なので、肝心のシーンはやっぱり当時の映像でいきたいというのもわかる。
ならば、画質が悪かろうとWTC潜入後の映像シーンは、もう少し欲しかった。内容としては50分程度が限度だったのではなかろうか。奇跡体験アンビリーバボーで紹介される程度の内容かなと。
チャレンジ成功後に、友達関係が壊れていくくだりをいれるんなら、彼らのその後をもう少し追ってもよさそうなものだが、入ってないところをみると、語るまでもない人生だったってことか…。
そのくせ数々受賞しているのだが、それは、9.11によってWTCはいまや存在しないという事実があって、あえてそれには作品の中では触れないという、得もいわれぬ哀愁があってこそかなと、私は思う。まあ、日本だったら、逮捕後にこんなに賞賛されないでしょう。やはりアメリカ人はアドレナリンが一回でちゃうと冷静になれない。生物的に異なるんだなぁ、奴らには気をつけないといけないぁ、、と本気で思う。
せめで1時間にまとめてくれれば、かなり楽しめただろうが、吹替え音声もないのでつかれて眠くなること請け合い。まったくお薦めはしない。米アカデミー賞にはまともな価値判断基準が存在していないことを証明した一作ですな。
#私はロープを張ったことよりも、どうやって下ろしたのか?のほうが興味ありますけれどね。アメリカ人はそこには着目しないんだな。やっぱり理解できないなぁ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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