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image0480.png公開年:1998年 
公開国:アメリカ
時 間:124分  
監 督:ジョン・マッデン
出 演:グウィネス・パルトロー、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース、ベン・アフレック、ジュディ・デンチ、トム・ウィルキンソン、サイモン・キャロウ、ジム・カーター、マーティン・クルーンズ、イメルダ・スタウントン、ルパート・エヴェレット 他
受 賞:【1998年/第71回アカデミー賞】作品賞、主演女優賞(グウィネス・パルトロー)、助演女優賞(ジュディ・デンチ)、脚本賞(マーク・ノーマン、トム・ストッパード)、音楽賞[オリジナル・ミュージカル/コメディ](スティーヴン・ウォーベック)、美術賞(マーティン・チャイルズ、ジル・クォーティアー)、衣裳デザイン賞(サンディ・パウエル)
【1999年/第49回ベルリン国際映画祭】功労賞(マーク・ノーマン、トム・ストッパード)
【1998年/第33回全米批評家協会賞】助演女優賞(ジュディ・デンチ)
【1998年/第65回NY批評家協会賞】脚本賞(マーク・ノーマン、トム・ストッパード)
【1998年/第56回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]、女優賞[コメディ/ミュージカル](グウィネス・パルトロー)、脚本賞(マーク・ノーマン、トム・ストッパード)
【1998年/第52回英国アカデミー賞】作品賞、助演女優賞(ジュディ・デンチ)、編集賞
【1998年/第4回放送映画批評家協会賞】オリジナル脚本賞(マーク・ノーマン、トム・ストッパード)
【1999年/第8回MTVムービー・アワード】キス・シーン賞(ジョセフ・ファインズ、グウィネス・パルトロー)

16世紀末のロンドン。ここのところ当りがない劇作家シェイクスピアは、オーディションにやって来た一人の役者トマス・ケントの演技に惚れ込み、逃げる彼を追ってある屋敷。しかし、そこにいたのは、女性ヴァイオラ。シェイクスピアと彼の作品を信奉するヴァイオラはたちまち恋におちる。その恋心が創作意欲を刺激して台本は急ピッチに仕上がり、トマス・ケント主演の舞台稽古は順調に進んでいた。そんな折、ヴォイオラから別れの手紙が突然送られ、納得のいかないシェイクスピアは再びトマスの後を追うと、トマスがヴァイオラが男装した姿だった事を知る…というストーリー。

当時、米アカデミー賞を総ナメの勢いで受賞したのを見て、まったくノーマーク(根本的にラブロマンスは眼中の外)だった私は、驚いてしまい、DVD発売と同時に購入(『エリザベス』は元々購入予定だったので、エリザベスⅠ世繋がりで買ったというのが本当のところかも)。グウィネスはそんなに好みのタイプではなかったし、やっぱりラブロマンスは生理的に受け付けなくて、実は、購入時に一回見て、それっきり本棚に封印状態だった。しかし、なにげに目に入って、視聴。

以下、ネタバレ。

本作は、大きく3パートに別れるかな。①ヴァイオラの男装はみんなにばれちゃうか?②男装の秘密を知ったシャイクスピアとヴァイオラの秘め事③みんなにばれちゃってどうなるの?
①②については、まったく趣味に合わない。韓国恋愛ドラマを楽しめる方々ならば、同様に楽しめるかもしれないが、私にとっては退屈極まりなかった。そうなってくると難点ばっかり目についてくるもので、そんなに濃厚なセックスシーンは不必要だと思うし(乳を出す必然性がまったくわからない)、ジョセフ・ファインズのラテン系バリバリな顔立ちのシェイクスピアってどうなのよ?とか。本気で、あからさまなベッドシーンは不要だと思う。これがなければ、中学生に見せても十分楽しめる作品なのに、なんで?って感じである。

ところがどっこい③になってからは飛躍的に面白くなる。ベタベタかもしれないけれど、ノリのいい上質なコメディに仕上がっている。エリザベス女王が大岡越前しちゃうのも馬鹿馬鹿しくて楽しい。ただ、女王が「十二夜」に芝居を上演しろっていった意味とかがわからず、シェイクスピアに詳しいともっとニヤリとできたのかな?(本気でわからないので、意味のわかる人、お教え願う)。ベッドシーンの是非は別として、基本的にお上品なコメディに仕上がっている。ここでいうお上品というのは、まったく毒がないということ。毒というのは、政治的・社会的メッセージのこと。こんなに毒が無いのに、成立している作品というのも珍しいと思う。
なので、エンドロールの新大陸のイメージが、全体の作風に合っていない。女性の自立のイメージか何かだろうか。これこそ蛇足。

良作だけど、男の子向けではないな。10年に一回くらい見てみると、毒抜きになる不思議な作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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