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公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:126分
監 督:マーティン・スコセッシ
出 演:ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、レイ・ウィンストン、エミリー・モーティマー、ヘレン・マックロリー、クリストファー・リー、マイケル・スタールバーグ、フランシス・デ・ラ・トゥーア、リチャード・グリフィス、サシャ・バロン・コーエン 他
受 賞:【2011年/第84回アカデミー賞】撮影賞(ロバート・リチャードソン)、美術賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)、視覚効果賞(Alex Henning、ベン・グロスマン、Joss Williams、ロブ・レガト)、音響賞[編集](Eugene Gearty、Philip Stockton)、音響賞[調整](John Midgley、Tom Fleischman)
【2011年/第37回LA批評家協会賞】美術賞(ダンテ・フェレッティ)
【2011年/第69回ゴールデン・グローブ】監督賞(マーティン・スコセッシ)
【2011年/第65回英国アカデミー賞】プロダクションデザイン賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)、音響賞
【2011年/第17回放送映画批評家協会賞】美術賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)
コピー:ヒューゴの<夢の発明>にあなたは驚き、涙する
1930年代のパリ。火事で父を失ったヒューゴは、それ以降叔父に引き取られ、学校に行くことも許されず、駅の時計台に隠れ住み、時計のネジを巻く暮らしをしていた。ほどなく叔父はいなくなり、駅の構内で食料を盗むなどして、孤独に生き抜いていた。そんな彼の唯一の心の支えは、父が遺した壊れたままの“機械人形”で、父が遺したメモを頼りに修理を続けていた。その修理のために、おもちゃ屋から部品を盗んでいたが、とうとう店主の老人に捕まってしまう。おまけに、父のノートも取られてしまう。そんな中、機械人形の重要な部品である“ハート型の鍵”をもった少女イザベルと仲良くなり、一緒に機械人形の秘密を探るのだったが…というストーリー。
“ヒューゴの不思議な発明”ってヒューゴは別になんの発明もしていないじゃないか。そんなタイトルだから、『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』みたいな内容かと思ってしまった。ちょっとタチの悪い邦題。初めて子供が観れるスコセッシ映画なのか…とおもったのだが、まさか映画賛歌になろうとは。魔法とかそういうファンタジー作品ではなく、極めて現実ストーリーだった。
まあ、パリで皆が英語を話すのはご愛嬌。そんなに修理の能力が高いなら、タダのハートの鍵なんか適当につくって、動かせそうなもんだよね…とか、愛着があるので機会人形を寄贈したけど展示してもらえなかったっていうけど、肝心の鍵を嫁さんが持っていて動かないんだから、展示してもらえるわけないよね…とか、そういうのご愛嬌。
まさか、メリエスの話とは(原作がそういう話なんだね)。でも、その情報は、正直知らないでよかったと思った。おお、このじいさん、メリエスなの?と、映画好きとしてはワクワクする展開。よく考えれば、確かに、あのじいさんの風貌はメリエスだ。私、『月世界旅行』が観たいがために、『死ぬまでに観たい映画1001本』っていう分厚い本を買ったくらい(付録に付いていたのね)。
#汽車が迫ってくるだけの映像とか、映画の本でそういうのがあったことは知っていたけれど、観れて嬉しかった(あの映像って本物だよね?)
映画史上の偉人なので、スポットがあたるのは嬉しい。父の遺した謎を解明するのと同時に、映画史のルーツ、映画黎明期の情熱や、他人を喜ばせよう驚かそうという純粋な気持ち、これらが浮かび上がってくる。
今のなんでもかんでも3D映画にしようという風潮も、映画黎明期のメリエスの創作意欲とシンクロしているような気もする。このタイミングでスポットが当たるのも偶然ではないような気がする。
ただ逆に、玄人ウケするとは思うが、意外と映画好き以外は期待はずれと感じたかもしれない。
クロエたんは、ひよことニワトリの中間状態って感じで、かわいくもないし綺麗でもない微妙な時期。こういう、カワイサもセクシャルさも不要な作品への出演はよい選択だったと思う。主人公の男の子は、アラン・ドロンみたいな感じに成長するかも。オファーは増えていくと思う。
スコセッシ作品とは思えないくらい毒は無いけれど、映画好きなら胸が熱くなる作品。純粋なファンタジー映画を求めるたなら肩透かしを食らう作品。
公開国:アメリカ
時 間:126分
監 督:マーティン・スコセッシ
出 演:ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、レイ・ウィンストン、エミリー・モーティマー、ヘレン・マックロリー、クリストファー・リー、マイケル・スタールバーグ、フランシス・デ・ラ・トゥーア、リチャード・グリフィス、サシャ・バロン・コーエン 他
受 賞:【2011年/第84回アカデミー賞】撮影賞(ロバート・リチャードソン)、美術賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)、視覚効果賞(Alex Henning、ベン・グロスマン、Joss Williams、ロブ・レガト)、音響賞[編集](Eugene Gearty、Philip Stockton)、音響賞[調整](John Midgley、Tom Fleischman)
【2011年/第37回LA批評家協会賞】美術賞(ダンテ・フェレッティ)
【2011年/第69回ゴールデン・グローブ】監督賞(マーティン・スコセッシ)
【2011年/第65回英国アカデミー賞】プロダクションデザイン賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)、音響賞
【2011年/第17回放送映画批評家協会賞】美術賞(Francesca Lo Schiavo、ダンテ・フェレッティ)
コピー:ヒューゴの<夢の発明>にあなたは驚き、涙する
1930年代のパリ。火事で父を失ったヒューゴは、それ以降叔父に引き取られ、学校に行くことも許されず、駅の時計台に隠れ住み、時計のネジを巻く暮らしをしていた。ほどなく叔父はいなくなり、駅の構内で食料を盗むなどして、孤独に生き抜いていた。そんな彼の唯一の心の支えは、父が遺した壊れたままの“機械人形”で、父が遺したメモを頼りに修理を続けていた。その修理のために、おもちゃ屋から部品を盗んでいたが、とうとう店主の老人に捕まってしまう。おまけに、父のノートも取られてしまう。そんな中、機械人形の重要な部品である“ハート型の鍵”をもった少女イザベルと仲良くなり、一緒に機械人形の秘密を探るのだったが…というストーリー。
“ヒューゴの不思議な発明”ってヒューゴは別になんの発明もしていないじゃないか。そんなタイトルだから、『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』みたいな内容かと思ってしまった。ちょっとタチの悪い邦題。初めて子供が観れるスコセッシ映画なのか…とおもったのだが、まさか映画賛歌になろうとは。魔法とかそういうファンタジー作品ではなく、極めて現実ストーリーだった。
まあ、パリで皆が英語を話すのはご愛嬌。そんなに修理の能力が高いなら、タダのハートの鍵なんか適当につくって、動かせそうなもんだよね…とか、愛着があるので機会人形を寄贈したけど展示してもらえなかったっていうけど、肝心の鍵を嫁さんが持っていて動かないんだから、展示してもらえるわけないよね…とか、そういうのご愛嬌。
まさか、メリエスの話とは(原作がそういう話なんだね)。でも、その情報は、正直知らないでよかったと思った。おお、このじいさん、メリエスなの?と、映画好きとしてはワクワクする展開。よく考えれば、確かに、あのじいさんの風貌はメリエスだ。私、『月世界旅行』が観たいがために、『死ぬまでに観たい映画1001本』っていう分厚い本を買ったくらい(付録に付いていたのね)。
#汽車が迫ってくるだけの映像とか、映画の本でそういうのがあったことは知っていたけれど、観れて嬉しかった(あの映像って本物だよね?)
映画史上の偉人なので、スポットがあたるのは嬉しい。父の遺した謎を解明するのと同時に、映画史のルーツ、映画黎明期の情熱や、他人を喜ばせよう驚かそうという純粋な気持ち、これらが浮かび上がってくる。
今のなんでもかんでも3D映画にしようという風潮も、映画黎明期のメリエスの創作意欲とシンクロしているような気もする。このタイミングでスポットが当たるのも偶然ではないような気がする。
ただ逆に、玄人ウケするとは思うが、意外と映画好き以外は期待はずれと感じたかもしれない。
クロエたんは、ひよことニワトリの中間状態って感じで、かわいくもないし綺麗でもない微妙な時期。こういう、カワイサもセクシャルさも不要な作品への出演はよい選択だったと思う。主人公の男の子は、アラン・ドロンみたいな感じに成長するかも。オファーは増えていくと思う。
スコセッシ作品とは思えないくらい毒は無いけれど、映画好きなら胸が熱くなる作品。純粋なファンタジー映画を求めるたなら肩透かしを食らう作品。
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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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