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image1039.png公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:117分
監 督:アーヴィン・カーシュナー
出 演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ、ジョナサン・プライス、ピーター・ストーメア、レナ・ヘディ 他
コピー: 永遠の名作<グリム童話>の誕生にまつわる秘密とは?




19世紀のドイツ。村人たちから魔物を退治すると偽り、多額の報酬をせしめていたペテン師グリム兄弟。彼らは、その魔物退治と地方に伝わる物語を出版しており、有名人となっていた。しかし、イカサマがバレて将軍ドゥラトンブに逮捕された彼らは、放免を条件として、とある村で発生していた少女連続失踪事件の解明を命じられる。さっそく現地に赴いたものの、そこに出現した魔女が本物で大慌てしてしまい…というストーリー。

グリム兄弟がペテン師っていう発想はおもしろいけど、冒頭のだまし演出がバレバレでいきなり冷める。ああ、多分本物の物の怪が出てきて慌てる…っていうストーリーなんだろうな…と読める(掴みに失敗)。
そのまま読みの通り展開が進むか否かは別にして、読めた気にさせられるのが大問題だと思うのね。せめて、それを裏切ってくれれば助かったのだが、先が読めた上でそのまま突っ走られる映画は、観ていてキビしい。

ストーリー的にも、一行が何をしているのか、よくわからなくなってきて飽きてくるし、フランス人とのすったもんだや、拷問のくだりもいまいちつまらない。結局、豆のくだりも何を意味しているのか、どういう意図なのか、いまいちよくわからん。肝心の森の秘密の裏にあるストーリーに、情愛や情念や恨みなどが感じられず、裏に流れる一本の芯のようなものがない。森の一角だけで、展開されるのも、スケールが小さい。
#ペテン師なんかじゃなくて、普通の旅をする作家が不思議な事件に巻き込まれる…ってほうがおもしろかった気もするけど、それだと『スリーピー・ホロウ』と同じになっちゃうか。

一番感じたのは、コメディとコメディ調の差がはっきりしていない所。コメディ調であるべきだと思うのだが、完全に笑わせようとしているのが痛い。多分、ドタバタコメディを仰々しくやりたかったんだとは思うけど、ちょっと違う方向を期待させる作りになっている。変に期待させてハードルを上げるのは、笑いのタブーだと思う。

観終わったあと、「で、何の話よ、コレ…」って感じになった。散々、悪い評判を聞いた上で、まったく期待せずに観たら、案外観れちゃう。そんなレベルかな。





負けるな日本

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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