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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:89分
監 督:ケネス・ブラナー
出 演:イケル・ケイン、ジュード・ロウ 他
コピー:男の嫉妬は世界を滅ぼす。







ベストセラー推理小説家アンドリュー・ワイクが暮らすロンドンの豪邸。そこに、若い俳優マイロ・ティンドルが訪れる。彼は、ワイクの妻マギーの浮気相手で、ワイクにマギーと離婚するように説得に来たのだ。彼の来訪の目的は百も承知のワイクは、にこやかに彼を招き入れる。さっそく説得を開始したティンドルだったが、のらりくらりと話をそらし、世間話に終始するワイクにイラ立ちを覚える。離婚に応じるつもりが無さそうだと感じたティンドルは、ワイクの自尊心を傷つけようと悪口雑言を浴びせかけるのだが、ワイクが思いもよらない提案をを持ちかけてきて、面食らってしまう。ワイクは、売れない俳優では収入もないだろうから、この屋敷にあるマギーの宝石を盗んで売ればいいという。実は金使いの荒い妻とは離婚がしたいワイクには宝石にかけている保険が入るし、ティンドルには宝石とマギーが手に入り、両者とも得をするというのだ。取引に乗ったティンドルは、ワイクの指示したがって金庫の扉を開けるのだったが、その時、ワイクがティンドルに銃を向けて…というストーリー。

1972年製の『探偵<スルース>』を観たかったんだけど、無かったのでリメイク版である本作を。二人劇&室内劇(元々は舞台劇とのこと)。

3場面あって上のあらすじは1場面目(というか第1ラウンド)。老獪なワイクが、小憎らしい若い愛人をとっちめてやろうと、口八丁手八丁で硬軟織り交ぜながら追い詰めていく。じゃあ、ティンドルがかわいそう…って気持ちになるかと言われればそんなことはなく、簡単に尻馬に乗っちゃう軽率さにあきれてしまう。ワイクがどうであれ、人妻と知りながら付き合っているクズであることには変わらない。むしろワイク側の仕掛けを愉しんだ観客のほうが多いだろう。
まあ、屑人間同士がペチペチなぐり合っているのを眺めている感じ。

(以下ネタバレ)
さて、第1ラウンドはワイクの勝利(?)で終わるが、さて、次は?
刑事が屋敷を訪れ、お前ティンドルを殺しただろ! とワイクを責める展開に。本作が二人劇であることを知っている場合、もちろんこの刑事がティンドルであることは明白だったりする。ティンドルが役者でることが、第1ラウンドでしつこく語られてるしねぇ。とにかく刑事はワイクを追い詰めていくが、そりゃあ刑事に銃を向けられりゃぁ誰でも狼狽もするだろう。正体を明かした後も、ワイクをいたぶり続けるティンドル。よっぽど空砲で気絶したことが屈辱だった模様。これで1対1だ!とティンドルはいうが、本当にそうかは甚だ疑問だけど。

で、なし崩しで第3ラウンドに突入するが、なにやら訳の分からない展開に。ワイクの懐柔に始まり、何故かホモっぽい展開に。なんじゃこりゃ。
説明はしないが、結果的にかなり後味の悪い終わり方。

役者としても監督としても、一流といって良いであろうケネス・ブラナーだが、本作はちょっとねぇ。リメイクされるぐらいなので、元作品は良いんだろう。やっぱり探して観ることにしよう。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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