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公開年:1990年
公開国:アメリカ
時 間:105分
監 督:ウォーレン・ベイティ
出 演:ウォーレン・ベイティ、マドンナ、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン、ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ、グレン・ヘドリー  、ウィリアム・フォーサイス、エド・オロス、エステル・パーソンズ、ミシェル・ジョンソン、メアリー・ウォロノフ、R・G・アームストロング、シーモア・カッセル、ヘンリー・ジョーンズ、ポール・ソルヴィノ、ビング・ラッセル、ジェームズ・キーン 他
受 賞:【1990年/第63回アカデミー賞】主題歌賞(スティーヴン・ソンドハイム、作詞・作曲 Sooner or Later“I Always Get My Man”)、美術[監督]賞(Richard  Sylbert)、美術[装置]賞(Rick Simpson)、メイクアップ賞(John Caglione,Jr.、Doug Drexler)
【1990年/第44回英国アカデミー賞】プロダクションデザイン賞、メイクアップ賞
コピー:これが今世紀最大のムービー・エンターテインメントだ!! 悪がはびこる犯罪都市に 心優しきタフな刑事と みなしごキッドが立ちあがる。

1930年代の大都会。街はギャングの親玉ビッグ・ボーイ・キャプリスに牛耳られていたが、正義を守る男ディック・トレイシー刑事は、呼び出し無線を腕に彼らに立ち向かっていた。そんな中、キャプリスは、クラブ・リッツの歌姫ブレスレス・マホニーを手に入れるため、オーナーのリップスを殺害する。リップス殺害事件の捜査を進めるトレイシーは、リップスの愛人だったブレスレスに証言を求めるが、彼女が証言する代わりに求める条件はトレイシーの愛。テス・トゥルーハートという最愛の女性がいるトレイシーが困惑する中、キャプリス一派の襲撃が彼を襲う。相棒キッドの機転で絶体絶命の危機を逃れたトレイシーは、キャプリスのアジトに盗聴器を仕掛けて、彼らの取引を妨害する作戦に出るのだったが…というストーリー。

コミックの美術表現を映像でやってみようという、80年代から90年代にかけてのアメリカ映画でしばしば見られたアプローチ作品の一つ。俯瞰の街並みの雰囲気とか、ハッとさせられるような、ビビッドな映像が多くて、その点では成功していると思う。

ただ根本的に、主人公は、黄色いトレンチコートを着ている刑事のおっさんで、ヒロイックさに欠ける。特段アメコミに詳しいわけではないが、人並み以上にキャラクターくらいは押さえているつもりの私でも、知らん。このコミックを知っている人なら、脳内で思い出補正が働いて楽しめるのかもしれないけど。そんなレベル。

盗聴で一旦は成功するものの、盗聴器が仕掛けられているのがバレで逆手に取られるパターンは、アメリカのギャングものではお約束なのかな。この前『L.A.ギャング ストーリー』で観たばかり。ちょっとこのパターンは食傷ぎみ。というか、盗聴して裏をかくという手法が切り札っていうのが、根本的にヒーローらしくない。

地味に、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン、キャシー・ベイツというとてつもない共演が観られる作品なんだけど、メイクでいまいち伝わってこないという(アル・パチーノは、時間が経過するにつれてメイクしてる意味ないんじゃない?ってくらい素がでちゃうけど)。

大筋のストーリーはオーソドックスなのだが、コミックの複数のエピソードを集約しているのか、展開の移り変わりがけっこうごちゃごちゃしている。
攻防も小ネタの連続だし、大きなストーリーの流れにダイナミズムが感じられないのも難点か。一番の大物のはずのキャプリスが、誘拐罪を着せられる!といって逃げ回る展開が、スケールが小さすぎて…。敵が弱ければそのカウンターバランスとしてヒーロー側も小粒になるという悪例だよね。
 "顔無し”がマドンナなのが、丸わかりすぎるのだけは、どうにかしてほしかった。何とか裏をかいて、彼女だと思った?残念~って感じでスカして欲しかったのだが。見事な凡作。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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