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公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:ポール・マクギガン
出 演:クリス・エヴァンス、ダコタ・ファニング、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス、ジャイモン・フンスー、ジョエル・グレッチ、ニール・ジャクソン、コリー・ストール、スコット・マイケル・キャンベル、マギー・シフ、ミン・ナ、ネイト・ムーニー、 コリン・フォード 他
コピー:未来を、動かせ。
第二次世界大戦時のナチスによる超能力兵士育成プログラムは、その後世界中の国家に活用され、歴史的な事件の裏には超能力者の存在があった。やがて、超能力者の兵器化を推し進めるための極秘政府監視機関“ディビジョン”が設立されるが、一部の超能力者は政府からの支配を逃れるため、身を隠して生活していた。幼い頃、父親をディビジョンに殺された、念動力を持つ青年ニックは、ディビジョンの追跡を逃れ香港で暮らしていたが、遂にディビジョンの能力者達に隠れ家を発見されてしまう。再び逃亡しようとするニックの前に、ディビジョンに母親を奪われた予知能力者のキャシーが現れ、「600万ドルのケースを持ってディビジョンから逃げている女を探さないと大変な事がおこる」と告げる。一度は断ったニックだったが、再びディビジョンが送り込んだ能力者たちの襲撃を受け、キャシーに協力するしかなくなり…というストーリー。
ありがちな超能力バトルのお話とは思いつつ、声の振動で物を破壊したり、物を隠すシャドーの能力など、なかなかオモシロかった。しかし、メインキャストが持っている“PUSH”の能力と“MOVE”の能力が万能すぎる点。これは、ちょっとセンスがないなと。PUSHは相手にどんなことでも刷り込んで思い込ませることができるのだが、これは万能すぎる。ほぼ何にでも利用できてしまう。またMOVEも、あまりにも好き勝手に動かせすぎ。動かすだけじゃなく、銃弾をバリアまでしてしまう。動かすこと以上に、高速な銃弾を捕捉できるほうがスゴイ能力じゃないか…。バランスが悪すぎる。この二つの能力には、発動条件の制約や、弱点を設けるべきだった。制限が無いせいで、敵と見方の陣営に、それぞれ同じ能力をもったキャラクターを据えなければならないハメになっている。
『幻魔大戦』か『ジョジョの奇妙な冒険』かって感じだけど、能力の設定の掘り下げがイマイチ甘いな…と。
で、なんでPUSHの能力がタイトルになっているのか…。観始めたときは疑問だったのだが、最後のオチになっているからだった(まあ、そこは観てくだされ)。ただの、ありがちな能力者バトルで終わらずに、記憶消去の能力者をうまくつかった、謎解きトリック(といえるほどの物ではないのだが)を絡めた点。そして、三つ巴のバトルにもっていた流れなどは評価したいと思う。
『X-MEN』みたいに能力がインフレしていないのも評価したい。ロシアの『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』に近い感じ。そっちは3部作といいつつ、2作目で映画は止まっているから、本作もシリーズ化すればいいのに…と思いつつ、興行的にはかなり怪しい気もするので、なんとも。
香港の雰囲気を異世界のようにうまく使えているし、MTV的なアクションシーンのカット割りや音楽の使い方も、好みじゃない人は一定数いるとは思うが、作風にはマッチしている。DVDのパッケージ画像は、なかなかのB級臭を漂わせてくれているのだが、まあまあの出来映え。
#それにしても、ずいぶん“ヘッポコ”が多い吹き替えだなぁ(笑)
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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