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公開国:イギリス
時 間:110分
監 督:ロジャー・ドナルドソン
出 演:ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、リチャード・リンターン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ、ピーター・ボウルズ、キーリー・ホーズ、コリン・サーモン、ピーター・デ・ジャージー、ジェームズ・フォークナー、シャロン・モーン、アルキ・デヴィッド、アリスター・ペトリ、マイケル・ジブソン、ジョージア・テイラー、デヴィッド・スーシェ、ハティ・モラハン、ルパート・フレイザー、クレイグ・フェアブラス、ジェラード・ホラン、ミック・ジャガー 他
コピー:封印された英国史上最大の銀行強盗事件──これは実話である。
奪ったブツは、キャッシュとダイヤと王室スキャンダル。
1971年のロンドン。中古車店を経営するテリーは、借金の返済を迫られる苦しい日々。そんな時、知り合いのマルティーヌから、強盗計画を持ちかけられる。その計画とは、ロイズ銀行では設備の交換を行う予定があり、警備の設備も解除されるその間に貸し金庫を襲おうというもの。一瞬戸惑いはしたものの、家族のために実行を決断。仲間を集め準備する進めるのだった。実は、その貸し金庫には、現金や貴重品ばかりが納められているわけではなく、とある“秘密”も保管されているのだった。マルティーヌは、空港で麻薬密輸犯として逮捕されるのと引き換えに、この“秘密”を入手することを、とある組織に命ぜられていたのだった。しかし、かつてはヤバい仕事に手を染めていたテリー。マルティーヌの不穏な動きから、この計画の裏に何かあると睨み…というストーリー。
王室スキャンダルを秘密裏に葬り去りたい国家諜報組織、そのスキャンダルをだしに金を強請りたいテロ組織、そのテロ組織協力する売春組織、その売春組織と持ちつ持たれつの警察組織。それに、国家諜報組織に弱みを握られ利用されるマルティーヌ、そのマルティーヌから強盗を持ちかけられ参加するテリーら男たち。そして、その強盗を阻止しようとするまじめな警察官たち。6陣営にもおよぶ複雑な構図なのだが、うまくスッキリ説明できているのがすごい。
このストーリーが実話ベースだとは知らずに観ていた。エンドロールで実話だったことを知り驚愕。実際の王室の醜聞が、作品化されるなんてまずあり得ないと思いこんでいたからね。正に、事実は小説より奇なり(まあ、どこまで本当かはわからんのだけど)。
トランシーバーを落として、「ああ、こんなちゃちな演出で、警察に捕まっちゃうとかつまんねーなー」って思ったけど、逆に捕まらない演出とか、なかなか巧み。アマチュア無線で情報が漏れたところなんかは、おそらく事実なんだろうけど、トランシーバー落とすところなんかは創作だろう。こういう事実を創作の融合がいい具合だ。
穴を掘って銀行の地下まで…なんて、ありがちな話なんだけど、強奪した後から、尻上がりに緊迫度を増してく盛り上がり方は異様。
ジェイソン・ステイサム主演なのでバリバリのアクションを期待していた人は裏切られるかも知れないが、それを超えるおもしろさがある。また、ジェイソン・ステイサムらしくない、実にスケールのでかい話だった(彼は小粒なストーリーの作品が多いからね)。かつ、最後の諜報機関と売春組織と警察さんを鉢合わせさせる作戦。ここは脚色なのかも知れないけど、実話クライム作品にしては、出色のウマい締め方だと思う。唯一後味が悪くなりそうだった、妻との話も、それなりにまとまってるし。
あまり、有名じゃないけれど、これは傑作。是非観るべし。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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