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公開年:1998年
公開国:アメリカ
時 間:123分
監 督:スティーヴン・ソダーバーグ
出 演:ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス、ヴィング・レイムス、ドン・チードル、デニス・ファリナ、アルバート・ブルックス、キャサリン・キーナー、イザイア・ワシントン、スティーヴ・ザーン、ルイス・ガスマン、ナンシー・アレン、キース・ロネカー、ヴィオラ・デイヴィス、マイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソン 他
受 賞:【1998年/第33回全米批評家協会賞】作品賞、監督賞(スティーヴン・ソダーバーグ)、脚本賞(スコット・フランク)
コピー:全米マスコミがベタ賞(ボ)メ!“もしあの時”立ち止まっていれば… “もしあの時”って そう何度も起こる事じゃない
銃を使わない手口の銀行強盗常習犯のジャックは、逃走車の故障で運悪く逮捕され収監される。ジャックは、脱獄した後、刑務所内で知り合った株屋のリプリーが自宅に隠し持つダイヤモンドの原石を盗み、それを元手に足を洗おうと決めた。ところが、相棒のバディの手引きで脱獄を試みるさなか、たまたま刑務所に立ち寄ったFBI捜査官カレンと出くわす。脱獄を阻止しようとする彼女はバディに拘束され、ジャックと共に車のトランクに押し込められ逃走に付き合うはめに。二人は車のトランクで会話するうちお互いに好意を抱き始める…というストーリー。
先日の実験的作品『フル・フロンタル』や『イギリスから来た男』『ソラリス』『オーシャンズ』シリーズ、『さらば、ベルリン』『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』と、製作総指揮も入れれば『コンフェッション』『インソムニア』『シリアナ』『アイム・ノット・ゼア』『フィクサー』等々、振り返ってみると、ここ1・2年は、彼が携わっている作品を一番多く観ている。彼の作品群を眺めると、よく言えばバラエティに富んでいると言えるけど、独自のカラーが薄いと言えるかも。
で、本作は、しゃれた雰囲気を前面に押し出そうとしている作品。でも、ソダーバーグ流のスタイリッシュなのかもしれないが、ストップモーションとか時制の組み換えとか、正直なところグッとくるような好みの演出は少ない。決して新しい作品ではないので、手法の目新しさをとやかくいうのはフェアじゃないかもしれないけれど、それを差し引いてもさほど格好よいとは思えない。
ストーリーも同様にイマイチ。主役キャラ二人は、銀行強盗常習犯でまったく社会に適合できない男と、FBI職員のクセに銀行強盗と交際していた過去のせいで閑職にある女。観ている側がシンパシーを感じられる線を越えていて、共感しにくい。
車のトランクの中の密着シーンとか、ホテルのロビーでのすれ違いとか、二人の恋愛にまつわるシーンも、さほどグっとこなくてアクセントになっているともいえず、緩急がなく単調な展開。
ただ、主役2人の演技が非常に魅力的なので、陳腐なストーリー展開なのに、なんとか観ることができる状態。なんで、ここまで評価が高いのか理由がわからない(受賞こそ多くないがノミネートはたくさん)。
マイケル・キートンがでてきたところで、なにやら『ジャッキー・ブラウン』が頭をよぎったのだが、原作者が同じだった。ということは、おのシーンはお遊びシーンということか(大してニヤリともできない、トホホな演出かも)。
でも、『フル・フロンタル』の時にも書いたけど、なんか現場の雰囲気のよさが伝わってくるのが不思議なんだよね。ソダーバーグは雰囲気作りがお得意な方なんでしょう。俳優やスタッフが決定したら、自分は雰囲気作りに徹して、みんなプロなんだからお任せする…そんなスタイルなのかも。
本作に関しては、面白いと思う人は1割程度だろう。お薦めはしない。
#『インフォーマント!』をレンタルしたので、近いうちにこちらを観ることにする。そういえば『セックスと嘘とビデオテープ』『グレイズ・アナトミー』『スキゾポリス』を見ていないので、トライしてみたい(なんだかんだ文句いうくせに、期待してみちゃうんだなぁ…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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