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imageX0072.Png公開年:1982年
公開国:アメリカ
時 間:121分
監 督:ジョン・ミリアス
出 演:アーノルド・シュワルツェネッガー、サンダール・バーグマン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、マコ、ジェリー・ロペス、ヴァレリー・クイネッセン、マックス・フォン・シドー 他
受 賞:【1982年/第40回ゴールデン・グローブ】新人賞(サンダール・バーグマン)



有史時代をはるかに遡るハイボリア時代。ある日突然、平和な集落を騎馬隊が襲撃する。その首領タルサは、コナン少年の目の前で刀匠の父と母を惨殺。コナン少年も多くの子供たちと一緒に捕虜となり、製粉工場の車輪を押す苦役に就かされる。やがて子供たちは力尽き、15年後にのこったのはコナン一人だけとなった。狂人な肉体となった青年コナンは、闘技士として売られるが、戦歴を重ねた後に自由の身となる。その後、モンゴル人のサボタイと仲間になり、タルサがいるというザモラの国へ赴く。そこに建つ蛇の塔に大蛇の目という宝石があることを聞き、盗みに入ると、そこでた女盗賊ヴァレリアと出会い…というストーリー。

東欧と西アジアの交わりあう世界観が、ダイナミック且つ新鮮。ハスキー犬のみたいな、アホっぽいつぶらな瞳のシュワちゃん演じるコナンの魅力がハンパない。シュワちゃんの魅力だけで引っ張っるB級作品かと思いきや、実はそこそこお金はかかっていて、大蛇のマペットのデキは良いし、コナンを蘇らせるときに襲ってくる、悪霊の合成もなかなかウマい。そして、こんな筋肉ファンタジー作品なのに、脚本にオリヴァー・ストーンが名を連ねているという驚き。

シナリオのセクションごとに目的がはっきりしていて、小難しいところが一切なく、頭を使わず気楽に観ることができる。親の敵であり、愛する女の敵でもある邪教集団への復讐はどのように結実するのか。なんとも判りやすい。
だが、逆に言えば行き当たりばったりな部分も多いといえる。あの人並みはずれたマッチョボディで普通に潜入しようと思う発想とか、タルサの軍勢が何千人もいるとかいわれていた割にはラルサが普通に馬で走っていて簡単に襲えちゃうとか、コナンの親を殺した頃はちゃんと中世の騎士みたいな風貌だったのにいつのまにか革ジャンきた荒くれ者みたいになっていたりとか、ヒロインは一人の法則が発動して王女を救った瞬間に一人死んじゃうとか、風呂敷を広げるだけ広げた末にナレーションで終わるという、荒業。けっこう都合主義すぎて、微笑ましい失笑が満載である。
一回も観たことが無いと思っていたが、お蛇様に精神を乗っ取られ、行き着くところまでいくと化身してしまうという演出で思い出した。この蛇に化身しちゃうシーンの記憶はあったね。

「コナンはキンメル族だから泣かない。かわりに俺が泣く」こういう、ヒロイックファンタジーにピッタリなノリがとても面白い快作品。まあ、わざわざレンタルして観るほどか…といわれると微妙だけど。

#マコ岩松が亡くなって、もう6年も経つのだな…。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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