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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ピエール・モレル
出 演:ジョン・トラヴォルタ、ジョナサン・リス・マイヤーズ、カシア・スムートニアック、リチャード・ダーデン、アンバー・ローズ・レヴァ、シェムズ・ダマニ、モステファ・スティティ、ディディエ・コンスタン、アレクサンドラ・ボイド、メリッサ・マルス、サミ・ダール、ヨアキム・デ・アルメイダ 他
コピー:人生のひきがねを引け。
フランスのアメリカ大使館に勤務するジェームズ・リースは、裏でCIAの見習い捜査官としても勤務していた。しかし、ナンバープレート交換程度の地味な作業ばかりで不満の毎日。そんなある日、麻薬捜査のためにCIA本部から凄腕捜査官ワックスが渡仏。そのパートナーを任され、初の重要任務に興奮するリース。ところがワックスという男は、任務遂行のためなら、暴走・破壊・殺人と一切手段を選ばない危険な男だった。人を撃ったことすらないリースは混乱し…というストーリー。
フランス映画がハリウッドを志向するとなぜモヤモヤしちゃうのか…、これは、ちょっとしたテーゼである。最近でいうと『アデル』もそんな感じだった。
むちゃくちゃな相方、振り回される主人公、過剰なアクション、次第にできあがっていくコンビネーション。アメリカのバディ物のお約束どおりといえば、そのとおり。そして、テロ組織と戦うというシンプルなストーリー。でも、なぜか、グッと完全には乗り切れない引っ掛かりがそこにある。
“敵の敵は味方”という言葉があるが、同じ西側ながらも決して仲良しではないフランスをアメリカが、中国人やアラブ人を悪者とすることで同じサイドに立つという構図を、楽しめるかどうか。移民問題を抱えるフランスのお国事情はわかる。しかし、『マチェーテ』では、そのへんの移民政策を、批判ともジョークともつかない微妙なラインでセンスよく扱っていたのだが、本作ではそのセンスが伺えない。あからさまに、中国人やアラブ人を直球で“悪”としているようにしかみえないのだが。
まさか彼女が?というのは、誰もが頭をよぎるだろうが、まさかそのままって…。単なる勧善懲悪を超えた何かを生んでくれるのか?とおもったが、その期待に応えてくれるものは無く、単に狂信者でした…というオチ。
後半突然登場する、凄腕ドライバーが大活躍。なかなかよさげなキャラで、彼の存在なしには成立しない展開なのに、事前の掘り下げは一切ない。もうちょっともっと前から絡める方法はなかったのだろうか。
ワックスのキャラも、実は似合わないジャンルの音楽好き…とか、自分の銃にこだわりがある…とか、色々キャラ付けとしているのだが、ぜ~~~~んぶが取ってつけたようにしっくりきていない。天井を撃ったらサラサラとヘロインが降ってくるってのが無理があるだけでなく、ツボで持ち歩かせるのはああいう風に使うためだ…はじめから計算ずくだったのさって、ねじ伏せるにもほどがありすぎる。で、そんなエスパーばりの能力は終盤になると消えうせて、キャラの一貫性が損なわれるのも、設定の煮込み方が足りない証拠。
あんまり考えないように観ようと、そういう心構えだったんだけど、それでもなぁ…。
満足度としては63点。65点というのが憚れるし、64点でもない。この微妙な採点で、なんとなく雰囲気がつかめるんじゃないかなと。
#まあ、B級映画で60点台って、結構なものだよ。旧作料金ならかなり優秀な部類だ
と思う。その割り切りがあれば、満足できる作品だと思う。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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