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公開年:1998年
公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:ブライアン・シンガー
出 演:ブラッド・レンフロー、イアン・マッケラン、ブルース・デイヴィソン、イライアス・コティーズ、ジョー・モートン、デヴィッド・シュワイマー、ヘザー・マコーム、ジョシュア・ジャクソン、アン・ダウド 他
受 賞: 【1998年/第11回東京国際映画祭】最優秀男優賞(ブラッド・レンフロー)
ロサンゼルスに住む高校生のトッドは、スポーツも学業も優秀な生徒。彼は、授業でホロコーストについて学ぶと、興味は沸きナチスの強制収容所に関する本を読むようになる。そんなある日、バスの中で見覚えのある老人がおり、気になって後をつけてしまう。トッドはその老人が、ナチスの強制収容所の所長ドゥサンダーであることに気付いてしまう。その老人は、“吸血鬼”という異名を持つ戦争犯罪人で消息不明とされていたが、名を変えてひそかにこの町に潜伏していたのだ。トッドは、彼の正体を明かさない代わりに収容所での虐殺の様子を語ることを強要する。はじめは語ることを嫌がっていた老人だったが、重ねて語ることで封印していた昔の記憶が蘇り…というストーリー。
ここ数ヶ月に観た作品の中で、一番ぐっとストーリーに引き込まれた作品だった。しかし、その反面、ラストのオチがガッカリすぎて、その振幅の激しさによる落胆がものすごく大きい。とても残念。ハシゴを登っていたら、スパーンと蹴られて、地面に落下させられた感じ。もうひとひねりすることはできなかったのか!と、ただたたこぶしを握るばかり…。
おおっと!最後まで気付かなかったが、原作はスティーヴン・キングじゃないか。
(以下ネタバレ)
はじめは、いくらナチスの戦犯とはいえひっそりを暮らしている老人を単なる興味本位でおもちゃにして、なんというくそガキなんだ!と思って観ていたのだが、老人のほうも覚醒してきて立場が逆転していくなんて、そんな展開、予想もしていなかった。このような揺り戻しが数回あって、ちょっとした船酔いのような感じすら覚える。
本当に、鑑賞者の足元から揺すってくるようなシナリオ。宇宙人も霊魂も出てこない方の、“良いキング”の作品である(笑)。割と好き、いや、かなり好きなプロット。最後さえちゃんとしてくれたら、『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』と肩を並べる作品になったに違いない。
デンカーがいくら自殺を図っても助けられてしまうが、最終的には壮絶な手段でデンカーが殺害されるとか…
問い詰められたトッドは、同じようにナチの残党にまんまと騙されたことが公になったらオマエは職を失うぞ!と脅すとか…
それこそあのカウンセラーを殺してしまうとか…
ラストはそのくらい激しいモノにしてもらいたかった(小児性愛者だぞ!と言いふらすぞ…程度じゃ弱すぎるよ)。
まあ、あまりに最後が残念だっただけで、全然ダメな作品ではないので、お薦めはする。
#邦題の“ゴールデンボーイ”の意味がまったくわからないけれどね。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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