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公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ロバート・ロドリゲス
出 演:ハーヴェイ・カイテル、ジョージ・クルーニー、クエンティン・タランティーノ、ジュリエット・ルイス、サルマ・ハエック、フレッド・ウィリアムソン、トム・サヴィーニ、チーチ・マリン、アーネスト・リュー、ケリー・プレストン、ジョン・サクソン、ジョン・ホークス、ダニー・トレホ 他
受 賞:【1996年/第5回MTVムービー・アワード】ブレイクスルー演技賞(ジョージ・クルーニー)



脱獄した兄セスと、それを手引きした弟リチャードのゲッコー兄弟は、銀行を襲撃して女性銀行員を人質にとり、メキシコを目指して逃走中。途中でモーテルに潜伏することにしたが、セスが目を離した隙に、頭がイカレぎみのリチャードが人質を強姦した末に惨殺してしまう。新たな人質を探すハメになった二人は、同じモーテルに宿泊していた家族に目をつけ、親子3人を拉致するのだった。拉致されたのは、元牧師の父親ジェイコブ・フラー、19歳の娘ケイト、16歳の息子スコットで、新たな生活を始めるためにトレーラーハウスでニューメキシコに向かっている途中だった。ゲッコー兄弟は、親子をうまく使い、検問も国境もなんとか通過。そのまま、メキシコにいる仲間と待ち合わせをしている酒場“ティティ・ツイスター”に向かうのだったが…というストーリー。

前半は、ゲッコー兄弟の底なしの凶悪さと、彼らから逃れるためのフラー一家の静かな攻防が見ものの作品。タランティーノにハーヴェイ・カイテルだもの、いかにもな雰囲気だ。普通に考えたら、このまま犯罪者との心理戦が繰り広げられるお話だと、だれでも思う。しかし、後半でまったく別のお話になる。いや、もう別の作品をむりやりくっつけたんじゃないかと思うレベルである。

『グラインドハウス』のロバート・ロドリゲスだから、狙いなんだろうけど、それにしてもなかなかヒドい。後にも先にも、こんな構成の映画はないと思う
大蛇を巻いた踊り子の登場がその変わり目。その踊りがエド・ウッドの『死霊の盆踊り』を彷彿とさせる。まあ、たしかに、そのくらいの“大事故”が発生する予兆としてはふさわしい。

まさかまさかの展開を、ものすごいスピード感で!っていうのが、このシナリオのコンセプトか。でも、もう、まともに説明する気力が失せる(笑)。
バンパイア相手に突然活躍しはじめる、おっさん二人、だれやねん。リチャードのケイトへの執着とか、伏線回収する気なんか一切なし。投げっぱなし。
ジュリエット・ルイスはこういう下卑た作品に本当にお似合いだが、弟がキム・ジョンウンにしか見えない(笑)。

ラストで、ティティ・ツイスターが、会談ピラミッドでした…みたいな描写で終わるんだけど、だからなんやねん!!って感じ(笑)。

どうでもいい話だけど、耳目を集めるような会話をつくらせたら、世界一。お友達同士で部屋飲みしながら、観るには最高の作品だろう。でも勘違いしないでね、クソ映画だから。でもクソ映画という罵倒がホメ言葉になる作品。そして、ジャンル別けが極めて困難な作品。
#ダニー・トレホ細い。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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