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公開年:1984年
公開国:アメリカ
時 間:92分
監 督:マイケル・ハーツ、サミュエル・ウェイル
出 演:ンドリー・マランダ、ミッチェル・コーエン、ジェニファー・バプティスト、シンディ・マニオン、ゲイリー・シュナイダー、マーク・トーグル 他








スポーツクラブに集う若者たち。体を鍛えるものもいれば、如何わしい行為に及ぶカップルもいる。そのスポーツクラブの清掃係であるメルヴィンは、ひ弱な風貌から不良グループからいじめられていたが、ロッカーで性行為をしていたカップルを目撃してしまい、逆恨みされてしまう。翌日、グラマーな美女がメルヴィンを誘惑。その美女に促されるまま暗いところに連れて行かれ、キスをすると途端に明転。美女だと思っていたキスの相手は犬で、スポーツクラブのみんながその様子をみて大笑い。大恥をかかされたメルヴィンは、その場を逃走するが、あやまって窓を突き破って落下。そこには偶然、有毒廃棄物の入ったドラム缶があり、落ちてしまう。メルヴィンは全身大火傷を負ってしまい、命からがら帰宅するも、有毒廃棄物の科学反応により醜いモンスターに変貌してしまう。しかし、同時に強大な身体能力を得た彼は、街に出て悪人たちを懲らしめて廻るのだった…というストーリー。

安っぽいのも下衆なのもグロいのも、一向に構わないのだが、すべてが半歩やりすぎていて、いかがわしさ満載である。冒頭から、子供を快楽目的でひき殺すシーンは、そこまで必要か?という設定。
随所に見られるギャグは、すべてがベタベタで、ここまでくるとわざとつまらない逆を重ねて、独特の雰囲気を作ろうとしているのではないか?とすら考えたくなる(実際は本気のギャグなんだろうけど)。

有毒廃棄物の入ったドラム缶は蓋がされていないし、荷台に固定もされもせずに運搬されている。もちろんあり得ないわけだが、そこに主人公を落とすという目的が達成されれば、細かいディテールなんぞ気にもかけない。いや、むしろ、変な小細工を感じさせるくらいなら、何もしないほうがよいという、開き直りがたまらん。

レストランの壁に日本刀の真剣が飾っていようが、不自然に思う必要ないのだ。ただ、カタナをふりまわすシーンを入れたかった、ただそれだけなのだ。犬だって子供だって容赦なく殺す。あえてハリウッド的なタブーを犯しているわけではない。特にそういう意図はなく、ただ流れで殺そうと思っただけ…だと思う。

こんな稚拙なのに、何故愉しめてしまうのか。真面目に分析すると、①イジメられっ子の復讐劇、②盲人とのラブストーリー、③わかりやすい悪の権力者との対峙、④自我を失い暴走してしまう滅びの美学…という、ストーリー上の要素が案外しっかりしているからに他ならない。でも、脚本家はそれを意図的に狙っていたようには見えなかったりする。ある意味、奇跡の一作なのかもしれない。

ノーカット無修正完全版というやつを観たのだが、同じカットが繰り返えされており、何の意味があったのか意味不明(もしかして回想のつもりかな?)

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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