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公開国:アメリカ
時 間:91分
監 督:デヴィッド・コープ
出 演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マイケル・シャノン、ダニア・ラミレス、ジェイミー・チャン、ローレン・アシュリー・カーター、ショーン・ケネディ、キンバリー・パーフェット、アシュリー・オースティン・モリス、アーシフ・マンドヴィ、チャールズ・ボーランド 他
ロースクール出身のウィリーは、オフィスワーカーになることを嫌い、司法試験を受けずに、マンハッタンでバイク・メッセンジャーをやって数年になる。付き合っている彼女は、メッセンジャーとしての彼のテクニックは認めつつも、その気になれば弁護士になれる道を自ら閉ざしていることに苛立ち、別れを告げる。そんな中、ウィーリーに“プレミアム・ラッシュ”(超特急便)の依頼が入る。依頼者のいる大学で、一人の中国人留学生から、一通の封筒を託される。早速、配送を開始すると、一人の男が、さきほど渡した封筒は誤りだったので返して欲しいと近寄ってくる。規則でそれはできないと突っぱねると、その男は、封筒を奪おうと執拗に車で追跡してくるのだった…というストーリー。
こんなにおもしろいのに、なんで日本未公開なのか。ましてやレンタルもTSUTAYAのみとか。こんな扱いを受ける作品ではない。もう一度言う。これは面白い。ジョセフ・ゴードン=レヴィットのアイドル映画扱いする人もいるが、決してそんなことはない。
もしかすると、主人公ウィリーがピストバイク(ブレーキなし自転車)の礼賛者だから、昨今のピストバイク規制の絡みで、問題になることを避けたとか?事実はわからんが、もし本当にそういう理由で日本で劇場公開されなかったんだとしたら、日本の配給会社、もう終わってるで。
時間勝負のバイク・メッセンジャーのお話ということで、ギュンギュンのスピード感を愉しむ作品なのかと思ったが、その点はそれほどでもなかった。中国人留学生の秘密…が話の軸になっていて、それに関する謎解きが、時間軸を交互して展開する。現在時間については、ほぼ上映時間と同じに流れる。
前半は、なんで追われているのか?という謎解き展開。中盤は“義心”とプライド。終盤は怒り。うまくパート別けされているし、そこに恋愛、ライバル、自己成長のストーリーも絡んでいる。敵役として悪徳警官や中国マフィア、自転車警官なんかもうまく配置されており、盛りだくさん。盛りだくさんすぎて、自転車警官の件は消化しきれず終わってしまったいたり、メッセンジャー仲間の仲間意識が発揮される部分もいまいち効果的に描けず、感動できなったりと、端々ではイマイチポイントがあるものの、それらを差し引いても優秀なシナリオ。
あのチケットを、悪徳警官が奪ってどうするんだ?と一瞬考えてしまったが、金中国人留学生がチケットを入手した時に、「これは現金と同じ」といわれているので、単純に金に換えたかっただけか…。
まあ、一番の悪役が下衆すぎ&小物すぎなところも、難点といえば難点かもしれん。同僚にも悪事がバレて、中国マフィアだけでなく警官仲間からも逆に追われて、もっと無残に死ねばよかった。そう思うほど、近年まれに見る、下衆なキャラクターで、ある意味成功していると思う。
冒頭とエンディングでThe Whoの『Baba O'riley』が使用されている。同じニューヨークが舞台の『CSI NY』との繋がり?でも、その曲だけじゃなく、本編で使われている曲はなかなかいい感じ。洋楽はあんまり詳しくないけど、ちょっとサントラをレンタルしたい感じ。
お薦めです。夏の夜長に丁度良い疾走感。
#中国人留学生役の人は、『DRAGONBALL EVOLUTION』のチチ役とか、『ハングオーバー!!』の2作目とかに出ていた人ですな。『ハリー・ポッター』シリーズのチョウ・チャンの人ではない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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