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公開国:オーストラリア
時 間:93分
監 督:ジョージ・ミラー
出 演:メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、スティーヴ・ビズレー、ヒュー・キース・バーン、ティム・バーンズ 他
受 賞:【1980年/第8回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】審査員特別賞
コピー:今!バイオレンス・ヒーロー誕生
もう許せない 今!恐怖の暴力に復讐の戦いが始まる
近未来の世界。警官のマックスは、同僚のグースから無線連絡を受け、逃走中の“ナイトライダー”と呼ばれる警官殺しを追跡していた。恐れ知らずのマックスは、ナイトライダーを追尾するが、その執拗さに恐怖心を抱いたナイトライダーはブレーキ操作を誤り、そのまま工事現場に突っ込み死亡してしまう。悪人を退治したことは良かったのだが、自分のやっていることは、バッヂのあるか無いかだけで悪人と変わらないのではないか…と思い始める。そして思い悩む彼を見る妻ジェシーも、彼の危険な仕事に不安を抱く。一方、ナイトライダーの死を知ったグループ“アウトライダー”のメンバーは、復讐のために町の者を脅かし始める。そしてエスカレートした彼らは、マックスの同僚であるグースを焼き殺すのだった。その死に様にショックを受けたマックスは、上司に辞表を出すのだったが…というストーリー。
アメリカじゃないのはすぐわかる。右ハンドルだし、所々ハエが映り込む。いかにも、オーストラリア。
それぞれの陣営の立場を明確にして、その対立を煽る事件や、敵役に直感的に憤慨するような出来事を流し込んでやれば、自然とキャラが動き始める。そういう基本はできているシナリオ。低予算の映画らしく、転倒シーンなんかは普通に転倒させてそれを撮影しているだけ。これ結構ヤバいんじゃね?っていうシーンもある。ローテクが産むリアル感がハンパない。
ヤられ方も身の蓋も無い。奥さんは森で襲われちゃうんだろ?と思いきや、なんとか逃げ切る。逃げ切ったと思ったら、納屋でまちぶせ。そこで襲われちゃうんだろ?と思いきや、ばあちゃんが救出。さすが女と赤ん坊は殺さねーんだな…と、思ってたら、道路で轢死とか。女子供も容赦ない展開っていうのは、ありそうで案外ない。
“ヒャッハーッ”状態の悪役どもに対して、違法改造した車や武器を駆る復讐鬼となった主人公。バッヂがなければ奴らと大差ないと悩んでいた主人公が、そのリミッターをはずすと…。メル・ギブソンは、デビュー作からぶちギレキャラなんだね。お似合いだ。
ただ、どんどん追い詰めていくんだけど、それほどブチ切れた感じでもなく、淡々と始末していく。いや、始末というか悪者のほうが自滅してクラッシュしていくので、やっつけた感とか、追い詰めるハラハラが案外少ない。なのであまりスカっとしない。もうちょっと派手な演出をしてもよかったかも。
大体にして、舞台が広範囲なのに、どこにいっても“アウトライダー”がいて、彼らとしかモメないってのは、シナリオとしていかがなものか…(笑)。
まあ、この荒削りが味なわけだし、その辺を卒なくしちゃうとここまで記憶に残る作品にはならなかっただろう。この荒削りゆえに、続編が作りたくなったんだろうし(でも続編は似ても似つかないテイストになったけどね)。昨今の作品にはない雰囲気の作品で、たまに観ると物凄く新鮮だった。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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