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image0845.png公開年:2005年 
公開国:アメリカ
時 間:韓国分  
監 督:パク・クァンヒョン
出 演:シン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン、イム・ハリョン、ソ・ジェギョン、スティーヴ・テシュラー、 リュ・ドックァン、チョン・ジェジン、チョ・ドッキョン、クォン・オミン 他
コピー:笑顔が一番つよいのです



1950年代、朝鮮戦争。山奥深くにある人里と隔絶された村トンマッコルに、アメリカ人パイロットのスミスが操縦する飛行機が不時着する。さらに、道に迷った韓国軍兵士2人と人民軍兵士3人も村にやって来る。村で顔を合わせた両軍兵士は、一触即発の状態に陥るが…というストーリー。

前日の『王の男』が良かったので、連日の韓国作品。
『王の男』と同じように、画作りのセンスがすばらしい。画面内への人物や構造物の配置の仕方、そして照明の当て方が秀逸。奥行きを感じさせ、かつ集中すべきがどこなのかメリハリをはっきりしている。カメラを動かしてのカットも多いが、緊張感を増すいい効果を出せている。

なんか音楽が久石譲っぽいなあぁ。パクりか?とおもったら本当に久石譲だった。でも、村のシーンだけに限定して久石譲の音楽を使えばよかったかな。米軍の作戦部隊での音楽は全然マッチしていなかった(そこはBGMなしでよかったね)。

ストーリーについて少しだけ苦言。アメリカを悪者扱いにして、目を逸らそうとしている感じがして、若干気持ちが悪い。民族分断は外国のせいで、われら民族は悪くないというメッセージに感じる人もいるだろう(実際、そう思ってるのかどうかは知らないけど)。その誹りを避けるために、村を攻撃にくるのは、米軍単独にすべきではなく、米韓の合同作成にしたほうがよかっただろう(まあ、米軍と韓国軍が同等の立場で作戦遂行すると、逆に史実的にリアリティがなくなってしまうかもしれないけど)。

等々、文句も言ってみたが、基本的にアイデアは良いし、両軍兵士が仲良くなっていくさまは心温まるし、非常に楽しめた。もしかして夢オチだったりして…と思ったりするくらい、これってどういうオチにするのかなぁ…と、色々考えた。結果的にうまくまとめたと思う(あくまで、もうちょっとこうすれば、文句なしに楽しめるのにね…という文句だと思ってほしい)。最後の8mmフィルムの演出もいいと思う。とにかく、大事に大事に入魂につぐ入魂で創られた作品に見えて、好感が持てる。ジャケットの写真が、ちょっとチョケた感じで、コメディっぽいと思って、スルーしていた人もいるかもしれないが、全然違うので、強くお薦めしたいと思う。

脚本は、なんとかあと15分削って2時間以内に収めるべきだったとは思う。いろいろ思い入れが強すぎて、カットできなかったのかもしれない。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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