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image1073.png公開年:2007年 
公開国:アメリカ
時 間:118分  
監 督:リドリー・スコット
出 演:ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、フレディ・ハイモア、アルバート・フィニー、アビー・コーニッシュ、ディディエ・ブルドン、トム・ホランダー、イザベル・カンディエ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ケネス・クラナム、アーチー・パンジャビ、レイフ・スポール、リチャード・コイル 他
ノミネート:【2006年/第12回放送映画批評家協会賞】若手男優賞(フレディ・ハイモア)
コピー:運命の休暇をあなたに──。最高の恋とワインを添えて。

ロンドン金融界の豪腕トレーダーマックスの元に、10年も疎遠にしていたヘンリーおじさんが亡くなり、あなたが遺産相続者だとの報せが届く。少年のころ、毎年夏になると、おじさんの所有するシャトーとぶどう園で楽しいバカンスを過ごしていたのだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。しかし、懐かしのシャトーに来るとあの頃の記憶が次々と甦り、心が揺れてしまう。さらに、地元でレストランを経営するファニーと出逢い、情熱的に惹かれ合ってしまい…というストーリー。

『ブレードランナー』の彼がロマンス?『グラディエーター』の監督・主演コンビでロマンス?て、彼らのフィルモグラフィの中でも異色だ。正直、なんてことないありがちなストーリなんだけど、でも、すごく、楽しんで撮って、楽しんで演じているのがよくわかる。いい感じ。

リドリー・スコットは南仏に葡萄農園をお持ちのようで、どこぞの小説家に持ちかけて、この作品ができたとのこと。ようするに好きなことを題材にして映画を嬉々として撮ったってことだよね。ラッセル・クロウはラッセル・クロウで、ヘビーな役が多かったので、こういうのがやりたかったんだと思う。こちらも嬉々として演じているのがよくわかる(本人のパーソナリティとしては、本作の役は近いんじゃないかな)。

好きこそものの上手なれ。さほど凝ったシナリオじゃなくっても、作り手が本当に楽しんでつくれば、画面から楽しさが滲み出て、観ている側に伝わるという、いい例だと思う。パッケージ画像が、あまりにもロマンスムービー然としていて、恋愛ロマンスものは観ないという人は敬遠してしまうかもしれないけれど、そんなチャラい内容ではない。お薦めする。

ただ、『A GOOD YEAR』っていう題名を捨てたのは惜しいなぁ。“グッドイヤー”は当たり年って意味だけど、彼の人生にとってもいい年っていうことで、ダブルミーニングになっていて、いい題名だと思うから。せめて副題として残して欲しかったな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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