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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:ルイ・ルテリエ
出 演:サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、アレクサ・ダヴァロス、ジェイソン・フレミング、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン、ティン・ステイペルフェルト、ルーク・エヴァンス、イザベラ・マイコ、リーアム・カニンガム、ハンス・マシソン、アシュラフ・バルフム、イーアン・ワイト、ニコラス・ホルト、ヴィンセント・リーガン、ポリー・ウォーカー、ルーク・トレッダウェイ、ピート・ポスルスウェイト、エリザベス・マクガヴァン 他
コピー:神も、魔物も、そして運命さえも打ち負かせ。
神と人が共存していた神話の時代、神々は熾烈な抗争を繰り返していた。ゼウスの落胤でありながら人間に育てられたペルセウスは、冥王ハデスに家族を殺されてしまう。さらに、ハデスの暴虐によって地上が地獄と化す危機が直面し、復讐に燃えるペルセウスは、人間の猛者たちを率いて、ハデスを倒す旅に出る。ハデスを倒すためには、巨大な魔物クラーケンを倒す必要があったが、そのためには、見た者を石に変えるメドゥーサの首が必要。その道のりはあまりにも過酷で…というストーリー。
アキレスとかナルシスとかヘラクレスに比べると、日本ではいまいち有名じゃないペルセウス。そのくせ同じ年にペルセウスが主人公の映画が2本もつくられるなんて(『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のことね)。
とはいえ、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』がまるで『ハリー・ポッター』テイストならば、本作はまるで『ロード・オブ・ザ・リング』。いやいやギリシア神話のほうが元ですからという声が聞こえてきそうだが、観ればわかるが、メンバーの構成から性格付けから、ストーリの展開まで、各論の部分が似たテイストだから。映画自体はなかなか面白いし技術的にも高度なのに、B級の臭いが漂うのは、そのせいだと思う。
#『ハリー・ポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』の2作が映画界に与えた影響のなんと大きいことよ。
先ほども言ったが、アドベンチャー&ファンタジー映画としては、なかなか愉しめると思う。多くの人が及第点以上を与えるとは思うのだが、個人的には難点が。ギリシア神話自体が、不尽というか基本ストーリーに整合性がないから、そのために物語が落着したようでしていないのがイヤ。だって、ハデス打倒が目的なのに、倒したわけじゃないでしょ(おとなしくさせただけね)。そりゃあ、3界の長の一角を殺すわけにはいかないのはわかるんだけど、なんかふわっとした、ごまかされたような気になる。単なる冒険譚として見られずに、ギリシア神話サーガみたいな壮大なレベルでの整合性を求める私に問題があるとは思うが、“打倒ハデス”じゃなくって、ハデスの暴虐を止める…というところに目標を定めてくれれば納得できたかなと…。
別の話だが、それにしても本作の3D版の評価が悪い。要するに、元々3D用に製作されたものではないのに、無理やり後づけで3Dにしたものらしい。こういう子供だましはよろしくないですな。まあ、3D映画に批判的なワタシとしては、映画会社め、馬脚を現したな!と、唾をかけてやりたいところではあるが、こういう極めて商業主義的なクズ仕事のせいで、3Dの評判が悪くなって駆逐されることを望むので、逆の意味でよしとしよう。
本作は、1981年製のハリーハウゼン作品のリメイクってことでいいのだろうか。実はハリーハウゼンの方は断片的にしか観たことがないので、機会があれば観てみたいと思う。
とにかく、細かいことを考えずに、予定調和的な冒険気分を味わいたい人にはお薦めだろう。ストレスがたまった時に、超大音量でお菓子を食べながら一人で鑑賞するには、うってつけかも。うむ、大音量で観るってのは、案外ポイントかもしれない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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