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image0179.png公開年:2004年 
公開国:アメリカ
時 間:81分
監 督:ピーター・ヒューイット
出 演:ブレッキン・マイヤー、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、スティーヴン トボロウスキー、ビル・マーレイ、ブレッキン メイヤー、アラン・カミング 他
コピー:ニャマケモノで行こう!



日々、お気楽に暮らす太り気味の飼い猫ガーフィールド。ある日、飼い主のジョンが子犬のオーディを連れて帰ってきてしまう。困ってしまった犬嫌いのガーフィールドは、オーディを家から追い出してしまうが、オーディが本当に行方不明になってしまうと、強く責任を感じてしまい…というストーリー。

このガーフィールドというのは、全米で人気のキャラクターらしいが、よく知らない(まあ、見たことがないわけじゃないけど)。おなじみのマンガキャラが最新技術で映画に!って、最近の鉄腕アトムみたいな感覚か?いやあ、あのハリウッド版鉄腕アトムに比べたら本作のほうがいいデキでしょ。

基本的にCGで表現されているのは、主人公のガーフィールドだけなんだけど(というかマンガチックなキャラはガーフィールドで、あとは普通の犬猫。多分、他の犬猫のところでもCGは使っていると思われるが)、2004年当時のCG技術としても、コメディ作品ながらかなり入魂のデキと思われる。今でこそ当然になってしまったが毛の動きまでしっかり表現できており、まるでぬいぐるみが動いているよう(ってイマイチ褒め言葉になってないか)。実写映像との合成具合や、周りの動作との自然なシームレス具合など、単純なCG技術だけでなく、CGにマッチするような撮影というのをしっかり意識していたのだろう。映像的に文句をいうところはあまり無い。

内容は、極めて子供向けでありきたりで凡庸なストーリーだが、飽きそうになる手前でポンポン展開するので、こちらも自然に最後まで観続けられた。結構長い割には………って、たった81分じゃん。ものすごく長く感じたのだが!
実は、本作は基本的にはものすごくつまらない内容なのだが、多いシーン数を細目な場面切り替えで繋ぐことで、それなりに成立させている作品(シーン数は多いので長く感じてしまうのね)。これは編集技術の勝利といえる。そういう意味で、つまらなくなってしまった映画を編集技術で面白く見せるひとつのヒントになる作品かもしれない。

ということで、極めて子供向き。最終的に子供は「あ~おもしろかった…」というかどうかは微妙だが、男子女子を問わず飽きずには観られると思う。ただ、英語音声でガーフィールドの声を当てたビル・マーレイはピッタリで、日本語版の藤井隆も声質は近いんだけれど、演技自体がイマイチで。普通の声優の二倍の時間をかけて、いいテイクをチョイスするくらいの労力投入が必要だったんじゃないかな(純粋に場数を踏んでいるかいないかの問題。ちょっとかわいそうかな)。子供が飽きるとすれば、抑揚が少なく、どのシーンもトーンの変化が薄い藤井隆の吹替えの部分かもしれない。
何のイヤミも害もない作品で、心を休めたい人には案外お薦めかも。そうじゃない人には、極めて物足りない作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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