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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:トール・フロイデンタール
出 演:ローガン・ラーマン、アレクサンドラ・ダダリオ、ブランドン・T・ジャクソン、ダグラス・スミス、スタンリー・トゥッチ、レヴェン・ランビン、アンソニー・ヘッド、ネイサン・フィリオン、ロバート・ネッパー、ロバート・メイレット、リチャード・イヤーウッド、グレイ・デイモン 他
コピー:世界は<ギリシャ神話>に飲み込まれる



パーシー・ジャクソンは、海の神ポセイドンと人間との間に生まれた“ハーフゴッド”。水を自在に操る能力を持つ彼は、現在、他のハーフゴッドたちと一緒に、訓練所で生活を送っている。訓練所は、結界を形成する大木によって周囲から守られていたが、その大木が枯れ始めていた。かつてポセイドンとゼウスが封印したクロノスが力を取り戻そうとしており、その手下が訓練所を襲撃してくる。結界を修復しなければ、クロノスの魔の手から訓練所を守ることはできない。そのためには、“魔の海”に隠された“黄金の毛皮”が必要であることを知ったパーシーは、ポセイドンと海の精霊のハーフゴッド(つまり自分の異母弟)である、サイクロプスと一緒に、魔の海・バミューダ・トライアングルへ向かうのだったが…というストーリー。

ギリシャ神話のど真ん中を題材にした作品なのだが、前作はやたらとスケールがデカくなって発散したイメージ。大体にして、日本人はそれほどギリシャ神話にワクワクしないからねぇ。ちょっと続編が作られるかあやしいなぁ…とは思っていたのだが、欧米人とは感覚が違うんだろうね。

その前作から考えると、若いハーフゴッドを育てる訓練所という設定は、小粒感満載だ。さらに学校チックな雰囲気や、同じ世代が敵側についていたりとか、否が応でもハリー・ポッターをよぎらせる。

水を自在に操れるという、花柳社中的な特殊能力の持ち主であるパーシー。世の中は水分だらけなので、それを自在に操れば無敵状態な気がするのだが、ピンチのときにしか能力を使わない。発動条件があるとか、もう少し練った設定にしないといかんと思う。
さらに、ポンコツなサイクロプスをお供に加えて、旅がうまく進まないような演出。そういう、設定的な障害ではなくて、ストーリー展開で困難にぶち当たる内容にしてもらいたかった。

明らかにハリー・ポッターと同じ層を狙いにいっているのだが、本当にストーリーが淡白で重層的な仕掛けがないため、ハリー・ポッターを漂わせれば漂わせるほど比較することになり、その度に劣っていると感じてしまう。もう、タクシーが出てきたところなんか、ウンザリするよね。

本作は3Dなのだが、おそらく3Dでみたら楽しめるんだと思う。そういうアトラクション的な位置づけの作品。よって今回、普通のDVDで観た私は、コンテンツのすべてを堪能できていないのだろう。要するに、2Dなら、無理して観なくてもいいレベルだ…というのが私の主張。

最後、結界の大木の下から、伝説のハーフゴッドが蘇生。明らかに3作目を作る気マンマン。まあ、いずれにせよ子供向け作品だわ。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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