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公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:121分
監 督:フランシス・ローレンス
出 演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ、ジャイモン・フンスー、マックス・ベイカー、プルイット・テイラー・ヴィンス、ティルダ・スウィントン、ギャヴィン・ロズデイル、ピーター・ストーメア、ホセ・ズニーガ、エイプリル・グレイス 他
コピー:天国と地獄のエージェント
生まれながらに天国や地獄の住人を見分ける能力を備える男コンスタンティン。人間界には、天使と人間・悪魔と人間の中間的な存在“ハーフブリード”が紛れ込んでおり、悪事を働くものが少なくない。コンスタンティンは自らの能力を用いて、悪事を働くハーフブリードを地獄へ送り返す戦いを長らく続けていた。一方、敬虔なクリスチャンであるロス市警刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが入院中に自殺したことを受け入れることができず、真相を究明しようとコンスタンティンに接触を図る。異界からの影響が過大になってきたと感じていたコンスタンティンは、この異変にイザベルの自殺が関係していると考え、謎解きに協力するのだったが…というストーリー。
簡単にいってしまえば、マンガチックなエクソシスト。マンガなんだから、ストーリー面に凝って、変に哲学的になっちゃうよりも、細かいギミックの格好よさや、ビジュアル的なインパクトに注力するほうがおもしろい。そういう意味では、ロシアの『ナイト・ウォッチ』なんかよりは全然好感が持てる。#そういえば、『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』と続いて、その後はどうなった?
地獄のビジュアルもいいセンスだし、十字架くっつけた銃やとか、肘から先をくっつけてタトゥーを合わせて悪魔呼んじゃうとか、真剣にマンガをやることこそ面白さの極み。吹替えで観てもわかるキアヌ・リーヴスの大根っぷりが、本作のテイストに逆にマッチしている。むしろ、マンガっぽさは足りないくらいで、敵も味方ももっといろんな攻撃手段で戦って欲しかったくらい。そう、ちょっと、おもしろギミックが登場しはじめるのが遅かったかも。前にも言ったけど私はレイチェル・ワイズがいまいち好きじゃないので、正直、彼女がらみの前半のすったもんだが邪魔くさかった。
天使と悪魔の壮大な戦いの割には、すんなり敵のトップが登場して、普通に絡んじゃうところが、陳腐に感じてしまうかもしれない。ティルダ・スゥイントン演じるガブリエルは大天使ガブリエルではないってことらしいが(なんか言い訳くさいけれど)、これを大天使と判断してしまうと、ますますショボく感じてしまっただろう。
彼が天国に行きそうになったからって、生き返らせちゃうって、ルシファークラスが神に簡単に手玉に取られちゃった感じで、私がルシファーならやる気なくしちゃうわ。せめて、もう少し、コンスタンティンが何でこんな能力を持ち合わせているのか?というところを、軽く臭わせてほしかったと思う。
まあ、続編を作ってもOKといえる程度に愉しめる作品ではあるのだが、昔観たときよりもかっちょよく感じなかったのは、以降の映像的進歩のせいか、私の中のハードルが上がったせいか…。特段お薦めするほどではない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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