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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:マルコム・D・リー
出 演:サミュエル・L・ジャクソン、バーニー・マック、シャロン・リール、アダム・ハーシュマン、ショーン・ヘイズ、ファッツォ=ファサーノ、ジャッキー・ロング、マイク・エップス、ジョン・レジェンド、アイザック・ヘイズ、ヴァネッサ・デル・リオ、P・J・バーン、ケン・ダヴィティアン、ジェニファー・クーリッジ、サラ・エリクソン 他
かつて大人気だったコーラス・グループ、マーカス・フックス&ザ・リアル・ディールだが、脱退したマーカスがソロで大成功したのと対照的に、コーラス・デュオとして再出発したルイスとフロイドは泣かず飛ばずでケンカ別れして、それっきり。それから約20年後、マーカス訃報の報せが届き、ニューヨークのアポロシアターで行われる追悼コンサートでの再結成を依頼される。しかし、久々に再会した二人だったが、仲の悪さは相変わらずで、道中もケンカ続きでトラブルばかり…というストーリー。
意識したわけではないのだが、奇しくも『カントリー・ベアーズ』とは音楽グループ再結成モノっていう共通点があり、昨日の『アフロサムライ』とはサミュエル・L・ジャクソンていう共通点が。日本未公開映画で、TSUTAYA独占レンタル。バーニー・マックが主演で未公開のものはあるんだけど(笑)、サミュエル・L・ジャクソンも主演なのに未公開って、どんだけおもしろくないのかって普通は思っちゃう。
エンドロールのバーニー・マックのインタビューは何?って思って調べてみたら、本作の撮影中にお亡くなりになってるのね。びっくり。まだ若いのに(50歳)。同じく未公開の『Mr.3000』とか、嫌いじゃなかったよ。さらにアイザック・ヘイズも数ヶ月違いでお亡くなりに。いやはや。もしかして、本当はまだ撮る必要があったカットとかがあったのかもしれない。
それはそれとして、内容のレビュを。
劇中で、ジジィ呼ばわりされてるんだが、それほどジジィには見えない点には違和感が。設定的には60年~70年代に活躍したってことなんだから、60歳前後だろう。途中、腰を痛がったり薬を飲んだりと、それなりの演出はあるんだけど、基本的にピンピンしてるのが、なんとも。逆に昔の写真が若くないってのも…。それは小ネタだとしても、もうちょっと老けメイクするなり、工夫をしたほうがよかったんじゃないかな。
テンポがいいのは認めるが、中盤までは、コメディ&ロードームービーにありがちな展開。凡庸さは否めないのだが、シャロン・リールが出てきたあたりで、すこし映画がシマっってくる。意地の悪い言い方をすれば、そろそろ二人で笑いをとるのが苦しくなってきたところで、ポンコツマネージャとか娘の男(夫?彼氏?)を出すことで、何とか凌いだという感じ。とはいえ、棺桶の中のシーンなんかは、なかなか無い演出だと思うし、その他にもちょこちょこ目を引く演出はあるのに、どうも薄皮一枚破れていない感じが、全体的にする。
根本的な難点は、あまりグルーヴを感じないというか、二人のステージのパフォーマンスがとても“絶品”ってレベルじゃないこと。シャロン・リールの歌も『天使にラブ・ソングを2』のローリン・ヒルをみたいな衝撃は無い(『ドリームガールズ』なんだけどね…)。音楽モノで、音楽シーンになってもワクワクもしないし鳥肌も立たないのは、ある意味致命的で、未公開な理由はこのあたりかなと思う。
新作料金で、それに見合った満足感ってわけにはいかないが、旧作料金なら全然アリ。同じTSUTAYA独占レンタルの『ファンボーイズ』よりは落ちるけど、変な比べかたかもしれないが『最高の人生の見つけ方』と同じレベルって感じのおもしろさかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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