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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:M・ナイト・シャマラン
出 演:ノア・リンガー、デヴ・パテル、ニコラ・ペルツ、ジャクソン・ラスボーン、ショーン・トーブ、アーシフ・マンドヴィ、クリフ・カーティス、セイチェル・ガブリエル、フランシス・ギナン、デイモン・ガプトン、サマー・ビシル、ランダル・ダク・キム、ジョン・ノーブル 他
コピー: 4つの王国。1つの運命。
世界最後の希望はこの選ばれし者に託された──。
気・水・土・火の4つの国には、それぞれ要素(エレメント)を操る使い手“ベンダー”がいる。世界には、その中でも4つ全てのエレメントを操る者“アバター”がおり、その者が世界に調和をもたらすとされていた。アバターは輪廻転生により各国に順番に現われ、現在は気の国の少年アンが該当者だったが、重責に堪えきれず失踪していた。その後、火の国が反乱を起こし気の国は滅ぼされ世界は混乱に陥った。その100年後、水の国の兄妹カタラとサカによってアンが発見され…というストーリー。
はじめっから設定解説の押し売り状態。その説明も一回聞いただけではよくわからない内容で、稚拙というか空回りしているというか、始めっから先が思いやられる。その後も、説明的なセリフ無しでは状況が理解できないような展開が続き、10分くらいで飽き始め最後まで没頭することはなかった。
しかし、これが、アメリカではけっこうな興収だってのが理解できない。日本のマンガなどにありがちな設定で、陳腐極まりない。アメリカでもNARUTOとか人気あるはずなので、同じように感じてもおかしくないはずなのだが。
#同じようなエレメント物だと『インビンシブル』っていう珍作もあったよね(駄作か…)。
内容的には、自分に期待されているものを振り払いたいといわんばかりに、シャマラン監督の十八番のどんでん返しは完全に排除されている。その分、お得意のストーリーテリングに注力するのかと思いきや、その輝きの片鱗すら感じられない。世の中のシャマラン監督への期待、そういうプレッシャーに押しつぶされそうになっているのならば、本当にどうしても作りたい!というテーマが浮かんでくるまで映画作りなんか休めばいいと思うのだが。このところ、作品を重ねるたびに劣化を重ねているわけだが、もう、映画全体の雰囲気にすらシャマランらしさすら感じられないのは、悲しいこと極まりない。本当にこれがつくりたかったのか、甚だ疑問に感じる。
そして最後は、驚愕の“続く”。シリーズの一作目であることは宣伝されていたのであろうか。知らずに1800円払って見たら、普通は怒ると思うよ。
まあ、三部作とかだろうから、最後の最後にシャマランらしい展開にしてくれるのかもしれない…と、かすかな期待だけはしておくが、いずれにせよ、この一作だけでは評価の対象にすら到達していない。とりあえず、この一作だけなら、今年観た映画の中で、満足度はダントツでワースト。続編は三作目までレンタルが開始されてからか、旧作レンタルにでもなったら観ることにするよ(最悪、観ないかも)。そんなレベルなので、当然お薦めしない。
最近は二年おきに映画をつくってきたシャマラン監督だけど、このシリーズも二年おきリリース?はやく作らないと子供は大きくなっちゃうよね。
#“アバター”っていう単語を使わないといけないんだろうか…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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