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公開国:アメリカ
時 間:88分
監 督:ジョナサン・リン
出 演:レスリー・アン・ウォーレン、ティム・カリー、アイリーン・ブレナン、マデリーン・カーン、クリストファー・ロイド、マイケル・マッキーン、コリーン・キャンプ、マーティン・マル、リー・ヴィング 他
1954年、ニュー・イングランドにあるとある大邸宅に、6人のゲストが招待される。執事ワズワースはゲストに偽名を付け、お互いの身元を明かさないまま屋敷に招き入れる。お互いに警戒する中、パーティが始まり、遅れて主人の席にミスター・ボディがやってくる。そして、彼らの秘密が執事から明かされる。6人の正体は、上院議員ピーコック夫人、未亡人のホワイト夫人、精神料医プラム教授、官僚グリーン氏、マスタード大佐、女性の斡旋業をしているスカーレット。そして、6人の共通点は、全員がミスター・ボディに恐喝されていたということ。それを知った6人は一斉にミスター・ボディに襲い掛かる。その瞬間、屋敷が停電。電源が復旧すると、そこにはミスター・ボディの死体が横たわっており…というストーリー。
DVDのメニューで、3つのエンディングがあることが判る。3つを全部観るモードと、ランダムでどれかが選択されるモード。なんだこりゃ?と誰でも思うだろう。この作品の元ネタがボードゲームで、誰が犯人かはゲームの展開で変わるので、それを映画でも引き継いでいるとのこと。『逆転裁判』のようなゲームの映画化というのは多々あるが、ボードゲームの展開までも作品に持ち込んだ例は、他に無いだろう。かなりの珍作である。
執事役はティム・カリー。『ホームアローン2』でホテルの接客係を演じていた、ちょっと外斜視ぎみで鼻の下の長い俳優さん。彼がこのお話をすべて引き回しているといってよい。彼がドタバタの中心。
私は、その趣向の意味が理解できないまま、3つのエンディングを全部観るモードを選択。普通に謎解きを行いめでたしめでたし…となったところで、“こんな終わり方はどう?”的な感じで別のオチが始まる。それがもう一度。トリックは基本的に同じなのだが、動機が大きく異なるという感じかな。
たが、冷静に考えれば、誰でも犯人にできるということ。それまでの話はどうとでもなるレベルの内容をいうことを意味しており、まともな謎解きが存在しないということになる。私は素直に、犯人は誰なのかな?と色々考えていたが、まったく決め手を掴めずにいた。結局、追加で登場した人物もすべてが恐喝する側かされる側。ちょっとした疑わしいヒントもすべて投げっぱなし。そりゃそうだ、どうにでもなるように作られているんだもん。そしてオチを観て、なんじゃそら…と。誰が犯人なのかと真剣に観ていた人は、がっかりすること必至である。
趣向だけで、肝心の内容がいいかげんな作品。そのオチになっても、それまでのストーリーがすべて無駄になっていないと感じるほど、作りこんでいればカルトムービーとして歴史に残ったかもしれない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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