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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:パトリック・タトポロス
出 演:マイケル・シーン、ビル・ナイ、ローナ・ミトラ、スティーヴン・マッキントッシュ、ケヴィン・グレイヴォー、シェーン・ブローリー、ケイト・ベッキンセイル 他
コピー:すべては、ここから始まった。
1000年以上昔に、双子の兄弟マーカスとウィリアムによって、ヴァンパイア族と狼男族が誕生する。以来、能力で優るヴァンパイア族が狼男族を支配していたのだが、人間・獣と自在に姿を変える新たな種族“ライカン”が誕生することで、主従関係に変化が生まれる。ヴァンパイア族の長老ビクターは、その存在に警戒しながらも奴隷扱いし続けたが、ビクターの娘ソーニャと密かにライカン族ルシアンが禁断の関係を結ぶことで、ヴァンパイアとライカンの泥沼の戦いの発端となってしまう…というストーリー。
『アンダーワールド』の1・2を観てきたので、とりあえず今回も借りたが、特段好きなわけではない。キャンペーンで安かったので、何気に手に取ってみただけである。
『アンダーワールド』シリーズのよいところは、ケイト・ベッキンセイルがとにかく美しく撮れていること、そして全編薄暗い世界の中に、スタイリッシュな造型やアクションが映えるところ。海外では、ヴァンパイアと狼男というモチーフが好まれるようで、おそらく日本よりも本作は評価されているのだろう。そうでなければ、ここまでシリーズは続かない。
しかし、まず本作には、良さの一つであるケイト・ベッキンセイルは出てこない(厳密には一瞬出るけど)。ソーニャ役のローナ・ミトラには悪いが、ケイトの一瞬で惹きつけるような緊張感漂う美しさは彼女には無かった。それを補うように、中世の雰囲気が、話に重厚さを加えてくれている。様式美ともいえる重厚さなのだが、“スタイリッシュ”とは違って、これまでのシリーズの良さとは、いくらか趣が違うので、これはこれでありと感じるか、やぼったくなってしまったと感じるかは、趣味の分かれるところだろう。
私は、根本的にこのシリーズの世界観に魅せられていないので、正直いって、観終わっても「ふーん」って感じで、感動も感心もしなかった。“正統なビギニングもの”という意味では、かなりしっかり作られていることだけは評価できるので、このシリーズを愛する人には重要な一本になっているとは思うが。本作が、ケイトがビクターに殺されなかった理由の説明になっている点も、それが許容できるか否かは、このシリーズを愛すか否かの差である。まあ、とりあえず90分で納まっている点はよい(というか救い)だろう。さほど手の込んだプロットではないので、これ以上長かったら、駄作のレッテルを貼るところだ。
結局、前作・前々作を観て、良いと思った人のための作品なので、そういう人はお薦めしなくても観てるよね。それ以外の人には特別お薦めしないし、観るのなら1からでしょ(当たり前か)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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