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image1608.png公開年:1994年 
公開国:オーストラリア
時 間:103分
監 督:ステファン・エリオット
出 演:テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター、サラ・チャドウィック、マーク・ホームズ、ジュリア・コーテス 他
受 賞:【1994年/第67回アカデミー賞】衣装デザイン賞(LIZZY GARDINER、TIM CHAPPEL)
【1994年/第48回英国アカデミー賞】衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞


シドニーに住むドラッグ・クイーンのミッチは、アリススプリングスのカジノでのステージのオファーを受け、二人の友達バーナデットとフェリシアと共に1台のバス“プリシラ号”に乗って、砂漠を横断するの3000キロの旅に出るのだった。しかし、道中、行く先々で様々ないやがらせにあって…というストーリー。

荒唐無稽なシナリオと思うかもしれないが、必然性や整合性もしっかりしているし、ロードムービーのツボはしっかり抑えており、好感がもてる作品。そりゃあ、あれだけ衣装や小道具があればバスじゃなきゃ無理だし、嫁があんな状態ならジジィも修理要員にかこつけてくっついてくるだろう。意外と不自然さは無い。
途中のモタモタしがちな箇所も、彼らの底抜けに前向きな行動で、なぎ倒すようにストーリーを成立させていて、パワーを感じる。
3人の俳優陣の演技も、完全に吹っ切れていてデキがよろしく、受賞歴がまったくないのが不思議なくらい(特に、1994年のゴールデン・グローブ男優賞[コメディ/ミュージカル]は、テレンス・スタンプはノミネートまでで、ヒュー・グラントが受賞しているのだが、そうかぁ?って感じ)。

ただ、個人的に好みじゃない部分が2点。
物わかりの良い子供の双肩に大団円のすべてを担わせるのはいかがなものか。子供がらみですったもんだされるのも好みじゃないが、あんまりにもすんなり受け止められるのもどうかと思う。
もう一つは、私の好きな『キンキーブーツ』と比べると、ステージのクオリティがなんとも…。まあ、10年以上あとの作品だし、そこを比較するはフェアじゃないのはわかってはいるのだが、なんで、あんなに踊りのキレがいまいちなのか。どうも、観ている側のアドレナリンが出てこない。もうちょいなんとかならなかったか。

#あと、女性ランナーの件は蛇足だと思う。

また、この映画の話題になると、例の日本人らしきキャラクターのことが挙がるが、その点については無視していいだろう(オーストラリア人の対日感情や知識なんて、あんなもんだから)。

個人的には受け付けない部分もあるけど、とにかく現実をうけとめて前向きに生きていこうとする姿勢をみると、「これでいいんだよ」「悩んでも結局何もかわらないなら、悩まずやればいんだよ」って、そんな気にさせてくれる作品。ちょっと人間関係でイヤなことがあったら元気がもらえるかもしれないので、軽くお勧めしたい。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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