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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:ジョン・アヴネット
出 演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノ、ジョン・レグイザモ、ドニー・ウォールバーグ、トリルビー・グローヴァー、ブライアン・デネヒー、メリッサ・レオ、アラン・ブルーメンフェルド、オレッグ・タクタロフ、フランク・ジョン・ヒューズ、テリー・セルピコ、アジェイ・ナイデュ、ジョン・セナティエンポ 他
ニューヨーク市警のベテラン刑事タークとルースターは、長年パートナーを組み強い絆で結ばれていた。彼らは数々の犯罪者たちを刑務所送りにしてきたが、多くの悪人が法の網をくぐって社会で悠々と暮らしているという現実に、強い苛立ちを覚えていた。ある日、そのような悪人をターゲットにした連続殺人事件が発生し、その手口から容疑者が警察関係者である可能性が指摘され、タークに疑いの目が向けられ…というストーリー。
『ヒート』の時は、ほとんど一緒の画角におさまってるシーンがないだの、色々いわれていたが、今回はそれをふっとばすようにみっちりタッグを組んでいる作品。もう、ほんとうに頬を寄せるような密着具合で、自然と期待は高まるばかり。特に、アル・パチーノの小汚さはすごく魅力的に映る。しかし…。
色々な伏線やらミスリードのおかげで、誰が犯人だ?どうなっちゃうんだ?とあれやこれやと思いを巡らせながら観ることができたのは事実なのだが、どうも心の底から愉しめたとはいえず、しっくりこない。普通に考えれば、なかなか手の込んだ仕掛けだね…ということになるんだが、この二人を主演にして、そんな姑息な展開が必要か?と、そう思ってしまうのは、あまりにも二人の存在が大きすぎるためか。もっと正面切って、彼らの魅力で渋さや男らしさを見せてくれよ!って気持ちがあったのだが、その欲求は満たされず終い。
やはり、この二人をわざわざ揃えなくてはいけないような話はないと思う。もったいない。諸々のミスリードも空々しく感じられる。特に、性的虐待を受けていたという件は必要だったか否か。サイコキラーなんだか単なる必殺仕事人なんだか、キャラの色づけがイマイチだったと思う。デュープロセスの網をすり抜けた悪人を始末する義の男というキャラのほうが、すっきりしたと思うのだが。
まあ、期待度が高すぎただけのことで、決してつまらない作品というわけではない。及第点には達しているので、その部分はフォローしておこう。特段、お薦めはしないけど。
#それにしても、やる気のない邦題だなぁ…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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