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image2197.png公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:サム・ライミ
 出 演:ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ、ビル・コッブス、トニー・コックス、ザック・ブラフ、ジョーイ・キング 他
コピー:魔法の国に迷いこんだ奇術師と、3人の魔女たち その出会いは、美しすぎる戦いのはじまり――



サーカス一座のインチキ奇術師オズは、いつか自分は偉大な人間なると分不相応な野心を抱いていた。ある日、自らが招いた女性トラブルで逃げ回っている際に気球に乗り込むと、そのまま竜巻に巻き込まれてしまう。たどり着いた場所は、この世のものとは思えないほど美しい魔法の国。国の名前は偶然にも“オズ”。オズの国は、邪悪な魔女に支配されており、苦しめられている国民たちは、偉大な魔法使いオズが現れ国を救うという予言を心の拠り所にして生きていた。そこに、突然予言と同名の男が現れたため、オズは“偉大な魔法使い”と誤解されてしまうのだった。オズは西の魔女セオドラの案内で、姉である東の魔女エヴァノラが住むエメラルド・シティの宮殿へ導かれる。二人の美貌と、予言が実現したあかつきに手に入る財宝に目がくらんだオズは、翼の生えた猿フィンリーを案内役に、南の邪悪な魔女を倒すために旅立つのだった…というストーリー。

公開中は“スパイダーマンの監督が送る!”と、散々宣伝していたが、その謳い文句に効果はあったのか? “サム・ライミが送る”ではいかんのか?(笑)。それより、サム・ライミらしさが、微塵も感じられなかったわけだが、その点は、もうアッチの世界の人間になってしまったと諦めるべきことなんだろう(何がコッチで、何がアッチなんだかわからんけど)。

冒頭の白黒4:3映像から、ワイドのカラーになっていく演出。おそらく劇場では3Dになるんで、さぞや愉しかっただろう。しかし、レンタルDVDで観る限り、別になんとも思わない。鮮やかなオズの世界の物体が、DVDでは平板で、植物なんかも堅い構造物に感じられてしまうなど、むしろちょっと興を削がれる感じになっているのは残念。

『オズの魔法使』のオチを知ったとき、たしかに、オズがこの国に来て、どうやって国民を騙くらかしたのか?という点に興味が沸いた。だから、ミュージカルの『WICKED』には興味津々だったのだが、劇団四季が上演しているところに出張が決まってチケットを取ろうとすると、丁度訪れる日には終わっていたり、チケットが取れなかったりと、縁が無かった模様(『WICKED』は本作のような前日譚ではないけどね)。

大筋にプロットは、期待に沿ったもので満足できたのだが、細かいディテールが、どうにもダメ。

まず、オズの性格設定がこれでよかったのか甚だ疑問。女ったらしで打算的というクズ設定ではあるのだが、一般人レベルのクズっぷりでしかない。もっとダメ人間にすべきだった気がする。緑の魔女になってしまった妹が、たしかにそんなことされたら怒り狂って魔女にもなるがな…っていうくらいのクズのほうがマシだったと思う。ちょっと中途半端に“いい人”“正義感のある人”というのがおもしろくない。
はじめは、ロバート・ダウニー・Jrにオファーがあったとのこと。正直、そっちのほうが、キャラにあっていたと思う。ジェームズ・フランコはインチキ臭さを演じ切れていない。
私は、レイチェル・ワイズがいまいち好きじゃないので、直球の悪役がしっくりきすぎ。彼女にとって新境地ってことなんだろうけど、こういう役がお似合い(その点は満足)。

最終的に、『オズの魔法使』の状態に結びつけなければいけないので、展開が限定されるのは致し方ない。しかし、科学=魔女とは違うけど魔法!という認識を国民に納得させることは十分できるだろうから、閉じこもらなければいけない理由は無い思うんだよね。それだけの魔力があれば、再び人の体を得ることに成功した!っていっても、皆、納得してくれるだろう。何か、説得力に欠ける。このしっくりこない感じが、さほど評価されていない理由だと思う。

また、本作のオズの世界が、あのブリキや案山子やライオンがいる世界と同一と思えないのが残念(だって、普通のライオンが出てたやんけ)。

色々、調べたら、『オズ』(1985)という作品があることを発見。
時系列的には、本作⇒『オズの魔法使』(1939)⇒『オズ』(1985)という流れの模様。未見なので借りてみたい。ちなみに『オズ』(1985)はディズニー作品の模様。借りてみようっと。
 

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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