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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ザック・ヘルム
出 演:ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン、ジェイソン・ベイトマン、ダニエル・ゴードン、ザック・ミルズ、スティーヴ・ホイットマイア、テッド・ルジック、マイク・リアルバ 他
コピー:ようこそ、誰も見たことのない世界初の映像ワンダーランドへ!
マゴリアムおじさんのおもちゃ屋は誰も見たことのない不思議なおもちゃでいっぱい。でも、マゴリアムおじさんがモリーに店をゆずると宣言してから、おもちゃたちは反乱を起こし危機が…というストーリー。
まず、世界観と設定が掴めない。“ようこそ、誰も見たことのない世界初の映像ワンダーランドへ!”というコピーが、少しはずかしいくらい、魔法のギミックにオリジナリティを感じない。
ハリーポッターの1作目を観たときは、あの原作をよくつくったと思ったし、これは読んでいなくても面白いだろうなと思ったものだが、本作は読んでいないとつらいのかも(読んだからといって面白くなるとは思えないんだけれど…)。
私の感性が鈍いのか。木のキューブとか、話かけようとしてるサルのぬいぐるみとか、紙飛行機とか、なんでおもちゃ屋をやめなくてはいけないのかとか、やめるのになんで会計士をよばなくてはいけなかったのかとか、何かの伏線になってるのかなっていないのか、全然わからなかった。勢いのある設定・脚本だと、置いてきぼり感が逆に楽しい…って感じになるんだけど、残念ながら本作では、置いてきぼりは、ただの置いてきぼりだ。伏線をきちんと張るっていうのは基本中の基本だと思うんだけどね。
『主人公は僕だった』の脚本家が監督なんだけれども、同じセンスの人の成せる業とは思えない(『主人公は僕だった』はおもしろかったんだけどねぇ)。魔法とかを扱うモノって、ワクワクするものなんだけど、それが無いっていうのは致命的かな。
おもちゃの反乱っていったって、反乱をおこす前に、おもちゃ側のキャラが確立しきっていないので、ただガチャガチャしてるだけだしね。『チャーリーとチョコレート工場』の5分の1くらいしかワクワクしない。おそらく子供がみても30分くらいで飽きると思うな。お薦めしない。時間が短いのが救い(なんて感想を抱く時点でダメなんだけどね)。
唯一の救いは、本作のナタリー・ポートマンがかわいく撮れていることかな。華奢な肩の感じとか(好みは分かれると思うが)。
余談。主要キャラにユダヤ系が多いのは、なんでかな(原作はそうだから?)。魔法使いのくせにユダヤ系のお墓っぽいし、なんなんだろう。他意はあるのかな?
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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