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公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:ウェス・クレイヴン
出 演:ドリュー・バリモア、ネーヴ・キャンベル、スキート・ウールリッチ、ローズ・マッゴーワン、コートニー・コックス、デヴィッド・アークエット、ジェイミー・ケネディ、マシュー・リラード、ケヴィン・パトリック・ウォールズ、W・アール・ブラウン、ヘンリー・ウィンクラー、リーヴ・シュレイバー、リンダ・ブレア、ウェス・クレイヴン 他
受 賞:【1997年/第6回MTVムービー・アワード】作品賞
カリフォルニアの田舎町で、女子高校生ケイシーが不気味な電話を受け取った後、その恋人と共に惨殺。過去にも同様の事件が発生しており、町は恐怖に包まれる。その後、被害者と同級生のシドニーもその電話を受け取り、マスクを被った人物に襲われたが、偶然やってきた恋人ビリーに助けられる。しかし、ビリーは犯人として疑われ逮捕。ところが、またもやシドニーに犯人から電話がかかってきて…というストーリー。
それこそ、ひと時代を築いたヒット作なんだけど、初見。
正直、ヒドいデキで、なんでこれがヒットしたのか不思議な気分になる。観終わって、一番記憶に残っているのが冒頭のドリュー・バリモアってのもね。
すごく奇妙に映ったのは、カメラワークがすべてコメディーのそれである点。また、映画オタクのキャラが語る“法則”が特徴的で、この“メタ”な視点が、本作の全てを貫いているといってもよい。達観しているがごときこの視線は、他にはないノリといえる。
メタ化してるってことは客観的な冷めた視点ともいえるわけで、観客が我にかえってもおかしくないハズなのだが、なんだかんだいって最後まで飽きずに観せているのは、ものすごい事件だと思う。ちょっと衝撃といってよいかも。
他の要素は本当にダメダメ。肝心の犯人も陳腐極まりなくて、消去法で考えると、けっこう絞れてくるし。それに、刺しあいして工作する件も意味不明。他の工作を終えてから、自分たちは最後でしょ。普通ならポンコツ映画だって評価しておしまいなのに、そうならないこの勢いって何なんだろう。サム・ライミとはちょっと毛色の違う、不思議なこだわりの成せる業なのか。
純粋な作品としてはまったく評価できないのだが、観終わった後の頭がおかしくなってしまいそうなこの奇妙な感覚、なんだろう。混乱しつつも、軽くお薦めしておきたい作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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