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公開年:1992年
公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:アンソニー・ヒコックス
出 演:テリー・ファレル、ダグ・ブラッドレイ、ポーラ・マーシャル、ケヴィン・バーンハート、ローレンス・モートフ、ケン・カーペンター 他
ノミネート:【1993年/第21回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】参加作品





新人テレビレポーター・ジョーイは、初仕事である夜の救急病院のリポートに気合いを入れていたが、その日に限って救急搬送が一件もなく、中継は中止に。スタッフが撤収したあとも、病院で意気消沈していると、そこに救急車が到着。なんと全身に鎖が食い込んだ男が運び込まれてくる。あまりの奇妙さに、ERに押し入って搬送された患者を取材しようとするジョーイ。しかし、男に食い込んだ鎖が勝手に動き出して体を引き裂き、男の肉体を消失させてしまうのだった。その男に付き添っていた女性がいたが、立ち去ってしまい話を聞くことができない。翌日、ジョーイは自分の見たことを上司に説明するが、まったく信用してもらえない。くやしい彼女は、自力で消失した男に付き添っていた女性・テリーを探し出すのだった。一方、“ボイラールーム”という流行りのクラブを経営しているJ.P.は、退廃的なアート作品の収集が趣味で、不気味な魔物が多数彫刻されている像を画廊で見つけて購入する。クラブに直結している自室に飾っていたのだが、不注意で怪我をしたJ.P.の地が像にかかると、像に刻み込まれていた魔道士ピンヘッドが目を覚まし…というストーリー。

ピンヘッドはJ.P.をそそのかして、自分が復活するための生贄をつれてこさせようとする。かつてフランクがやったように。完全に悪の存在になってしまったな…設定ブレブレやんか…と思ったのだが、よく考えると、前作で魔導士さんたちは実は人間だったということが判明しており、ピンヘッドさんの人格も善と悪に分離したってことなんだね。像の中に封印されたのは悪の方だからこんな振る舞いをすると…整合性はしっかり取れているな。3作目はオリジナルビデオらしいということが判り、実はまったく期待していなかったのだが、結構しっかりシリーズとしての繋がりは考えられている模様。

じゃあ、前作と同じノリか?というとそういうことはない。新魔導士さんたちが5体登場。ジョーイの同僚カメラマンが変身したカメラヘッド、ボイラールームのDJさん、火を吐くやつ(誰だっけ?)、それにJ.P.とテリー。ところが、もしかして笑わせようとしてる?って感じのデザイン。
まじめに路線変更を考えた末だとは思うが、安っぽくて、前の魔導士さんたちの威厳が皆無。これは賛否両論だったのではないかな。元々SMチックなディテールが評価されていたわけだから、“S”側に威厳がないと成立しない気がするのよね。

ジョーイ側のストーリーと、J.P.側のストーリーが並行に進展し、テリーという共通のキャラで両方が繋がり、最終的なバトルに集約されていくというシナリオ構成は悪くない。最終的には、善悪に分かれていたスペンサー大尉とピンヘッドは融合するというオチも、シリーズの繋ぎとして、いい匙加減。
ハードルが下がりまくっていたせいか、なかなかやるねぇ…と関心させられた作品だ。
#オリジナルビデオ作品が参加できるアボリアッツ・ファンタスティック映画祭って、どういう基準やねん。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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